CHOPPER
中村泰一郎:ナカムラタイイチロウ
1973年2月28日生まれ
AB型
大阪生まれの奈良県育ちで、高校卒業以降は大阪在住。
技術よりも独創性を重視したスタイルで、イギリスのHEROIN SKATEBOARDSからは一部海外リリースもされるシグネーチャーモデルを出している。
ちなみに、こんなSKATE!!
D.I.Y.等のPUNKのアティテュードを根底にしたブランドWHATEVERを15年以上前から運営維持している。
WHATEVER PV!! SKATED.I.Y.
そのサイト内のさらにディープなつもりのBLOG
現時点ではまだ謎多きCOLORCODEでもフロントマンをつとめる。
大阪のスケートシーンを古くから支えてきたスポタカの中では年齢、所属歴ともに最も古いライダー。

CHOPPER TUBE

とにかく、whev.comを是非チェック!!

くるりんぱ (pole dance flip)


つい先日も国内主要スケートメディアのNEWS等で紹介してもらったので、見た人も多いかもしれないトリックにまつわる話です。

個人的にはクルリンパと呼んでいるそのトリック、知る限りは自身が発明した世界初のトリックです。

外国人にはクルリンパではピンとこないだろうことから、別名pole dance flip とも呼んでいます。

更なる別名では上島インスパイア系フリップとも呼ばれているとか、いないとか、まるでラーメン屋さんのようです。

最初のお披露目は、日本が世界に誇るGOU MIYAGIや俺自身も所属するHEROIN SKATEBOARDSから2013年に発表されたDVD”VIDEO NASTY”に収録されていたのパートでのラストトリックです。

THE BERRICSにてのフルパートが公開された事により全世界的にもビックリされたトリックなのですが、その後、同DVDに収録されているGOU MIYAGIのパートもTHRASHERにて紹介され、そのパートは一瞬にして100万アクセスオーバーを叩き出し、さらにSNSで約2000万アクセスを叩き出したという、日本のスケート史の中では前例のない快挙をなした2パートが1本に収録されているVIDEO NASTYですが、現在国内では手に入り難い様なので、どこかで見るチャンスがある人は是非チェックしてみて下さい!!

という事で、初のお披露目は2013年ですが、それなりの裏話やストーリーがあります。

と言うのも、このトリック、最初に思いついたのは恐らく2010年ごろです。

きっかけは、誰にでもよくあるパターンで、単純に技をかけようとした時に偶然ウィールとデッキの間にレールが挟まりました。

そのスポットは東京の友人の家の近くにあったのですが、レール自体はよく見かける様なごく普通の丸レールでした。

が、少し変わっていたのはそのレールを支える支柱が垂直では無く水平方向に伸びてそこから90度のカーブを描いて垂直に地面に刺さっています。

そこで、まずはその状態から何か色々出来るのではないかと思いました。

で、まずは単純にそのレールが挟まったままの状態でグラインドの様に進めるのではないかと考えました。

そこから更に考え、更に滑りながらフリップ回転できるんじゃないか?と言う発想に至りました。

ここまでは、創造的な意識の高い人なら比較的誰でも思いつくかと思います。

が、コロンブスの卵、同じく、口で言うのは簡単ですが、結局、現実にするにはそれなりの膨大な労力が必要になるので大抵の人はこの時点で諦め、現実にしようとはしません。

コロンブスの卵の話が好きなとしては、そこからがこのトリックの全ての始まりでした。

色々、ロケーションやセッティングを変えては色々試しました。

そして、試行錯誤を繰り返しているうちに、このトリックが実現可能である事が見えてきました。

そこで、HEROIN入りする以前から仲の良かったGOU MIYAGIにその事を話しました。

そして、当時のGOU MIYAGIはレールマスターのイメージが強い事もあり、は言いました。

「レールのイメージ強い豪がこの技やったら、更に豪のスケーターとしてのバリューが上がるんちゃう?」

「アイディアあげるから、折角やったら俺がやるより、豪がやったら?」と。

ですが、GOU MIYAGIは、「折角だけど、自分の発明ではないから自分がやっても意味が無い、チョッパー君が自分でやった方がいいよ!」と。

昨今のSNSの流れでは、他人のアイディアをいかに素早く盗んでサンプリングするかが勝負になっている部分が多いとも感じ、の持つ美学、哲学とは異なると感じる事が多いですが、正にこの時のGOU MIYAGIの発言は今の時代の流れに警鐘を鳴らすともいえる発言ではないでしょうか。

だからこそ、はそんな美学、哲学を共有出来るとも言えるGOU MIYAGIが好きなのかもしれません。

そして、その後、VIDEO NASTYを制作する話が出て来た事により、自身がそのトリックを撮影する事になり、結果、そのインパクトも一要素となり、THE BERRICSで公開される事となりました。

もし、GOU MIYAGIの話を受け入れ自分のトリックとして披露していたら、今のの状況は無かったかもしれません。

 

そういった過去の裏話を踏まえ、今回の撮影に話を戻し、そのトリックの独自性からか第三者がバリエーションに発展させる事も無く、数年経ち、最近スケートを始めた人には全く知られる事なく歴史の流れの中にうずもれてしまっている感もあり、そのトリックのポテンシャルの高さを活かしきれないかなと思い、新たな発想を盛り込み撮影したものが、今回のGOPROのビデオコンテストに応募したこの作品です。

技自体はVIDEO NASTYの時と同じですが、GOPROというカメラメーカーが主催なので、トリックのクリエイティビティ、難易度は据え置きし、カメラワーク等のクリエイティビティに意識をおき、OSAKA DAGGERSの映像ディレクターであるハマジの撮影にて2人で苦労して撮ったものです。

スケーター視点だとトリックのみにしか目がいかないかと思いますが、今では機材が安価で入手できることもあり、ここ数年で日本でも急速に増えたスケートフィルマーには是非想像力を働かせチェックしてもらいたい作品となっています。
なので、身の周りにフィルマーとして頑張っている友人がいる様な人は、是非、この記事を教えてあげて貰えると幸いです。

と言うのも、このビデオコンテストのルールには映像自体は未編集、未加工であること、が前提条件になっています。

それを含め見て貰うと、カメラワークに対する創意工夫は勿論、トリックの難易度も掛け合わせ、いくらアイディアが創造的であっても、現実的に形にするにはカメラマンとしても失敗の許されない技術が前提になる事が想像出来るかと思います。

しかもこの時のは腰が悪い状態の中で、コンテストの締め切りも含め考え、無理をおしての撮影で、案の定、更に腰を痛めてしまいました。

やった瞬間から数分は立ち上がる事も出来ず、数時間は歩く事も大変な状態から、1週間の休憩をはさみ、完治していない状態で、次にやってしまった場合にはさらなる悪化は当然予測されるリスクの高い状況での撮影でした。

そんな状況から出来上がったのが今回の作品です。

勿論、今回の作品に対しては、見た人全員の評価が高いものかと言えば十人十色の価値観でピンとこない人もいるでしょうし、必ずしも誰が見てもハイクオリティなものになったかと言えば、そうでない部分がある事も自認しています。

とは言え、他のエントリー作品群と比べアクセス数と言う評価では少なからず悪い物では無い事を前提に、少し思う事があります。

これはスケートボーディング自体にも言える事ですが、努力をしていない人に限って結果を出している人の事を先天的能力の違いだと誤解し、努力が足りていない場合が多いように思います。

実際、撮影に対する困難さは上述だけではありません。

作品自体は20秒程度ですが、スポット探しから、スポット自体のチェックは勿論、時間帯による太陽光等の日の当たり方などのライティングチェックといったロケハン、更に実際、撮影に取り掛かってから見えて来る問題点や不備、等々。

更には、単純に難易度の高さが為にメイク出来る、出来ない、といった事を含めると、この20秒尺の為に10回近くはこのスポットに足を運び、延べ数十時間をかけての撮影です。

要はに限って言えば、能力や才能が無い部分を、努力量、物理時間で補っているという事です。

フィルマーこそ増えましたが、その意識レベルで撮影に取り組んでいる人はまだまだ少ないと感じますし、だからこそ結果としてもそのレベルで興味深く見れる作品はまだまだ少ないのも必然なのは仕方がないのかとも思います。

こういう話をすると、理性の欠いたタイプの人からは「この人、またネガティブな話してるわ~!!」と誤解されているのだろうなと自分自身想像できる部分も多いこのBLOGですが、基本的に固有名詞を出して誰かの批判等もしていませんし、実際、自身としては嫌いな人なんて1人もいません、これ本音です!!

単に日本のレベルの底上げを図る為に冷静且つ客観的に事実認識を目指し、またその事実に基づき述べているに過ぎず、場合によってはその事実が当てはまってしまい日本のシーンの底上げの足枷になっているっている人が存在してしまうにすぎません。
その様な人の事もは悪くは思っていませんし、批判しようとも思っていませんので誤解の無い様に悪しからず。
また、勿論、受け手側の読解力の不足はの責任ではありません。
逆にの言語能力の低さで誤解を招いている部分も少なからずあるでしょう。
それにより、気分を害した人がいるなら、ごめんなさい!!

ですが、それらの誤解により嫌われ者になってしまったとしても、真の日本のシーンの底上げ、発展の為には、正しい事を正しく伝えて行くというの言動は変わる事は無いと思います。

という事で、本当に上がって行きたい志を持っている人には、是非参考にして貰えれば幸いです。

 

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