CHOPPER
中村泰一郎:ナカムラ タイイチロウ
日本で唯一の国際プロスケートボーダー。
世界流通を持つBAKER BOYS DISTRIBUTIONの傘下ブランドHEROIN SKATEBOARDS所属。
世界流通で定期的にプロモデルをリリースしている。
世界的に知る人ぞ知るOSAKA DAGGERSのリーダー。

INSTAGRAM:@CHOPPEROSAKAJPN
FACEBOOK:中村泰一郎(CHOPPER) 

LUAN OLIVEIRA (ルアン・オリベラ) – IT MUST BE NICE  ちょっとした裏話


つい昨日、BERRICSが更新されていたのでチェックすると、こちらVHSMAGでもシェアされていたルアン・オリベラのカジュアルなベリックスパークでのフッテージ、IT MUST BE NICE が投稿されていました。
先月、俺はアメリカに行っていたのですが、ベリックスにも毎日の様に顔を出していました。
実はこの日は、BATB10Tom Asta Vs. Youness Amraniの一戦があるとの事でいつもより少し早くベリックスに向かい、対戦の様子を見ていました。

↓ちなみにその対戦時の映像で、画面の左端にも一瞬ちょこっと俺が映っています(笑)。


その後、このルアンのフッテージも撮影されており、その現場を生で見ていました。
インターネットの発展により世界中の情報が日本でも比較的早く見る事が出来る様にはなりましたが、やはり世界の最前線を生で見る事が出来る日本人スケーターは限られていると思うので、その時の裏話と言うか、軽く思った事を述べてみようと思います。

まず、これは本場、アメリカ等の有名スポットに直接行った事のある行動力がある人にしか得れない経験で、逆にそれら行動力があり、実体験した事のある多くの人は「分かる、分かる!!」と同意してもらえるかと思いますが、まずスポット自体のコンディションが映像では分かりにくい。

どういう事かと言うと、例えばベリックスの場合だと、まず一つに路面が滑りやすい。
俺も初めて行った時は慣れの問題かと思いましたが、恐らく通算30回ほど行った経験上、慣れで片付けられる問題ではないと感じました。
勿論、簡単な技であれば問題はないのですが、BATABなどでたまに出てくる様な複雑なフラットトリック、特に体自体を360回転させながら同時にフリップトリックを複合させるような動きや540系などの横回転系は理解するのに難しく、横回転をしっかり入れるべく出だしにしっかり溜めてから蹴ろうとすると、その時点で抜けて滑ってしまう感じになります。
勿論、ウィールの種類による相性もあるかもしれませんが、仮にそうだとすれば、どのウィールがあの路面で複雑な横回転系のトリックに適しているのか等の研究が必要になるレベルなのですらないだろうかと思いました。

次に、セクションのスケール。
基本、ベリックスの映像には人種を問わずにスケーターが出てくるので、必然的に日本と比べ体格の良い西洋人が多くでて来る事により、セクションと体格を相対比較して見ると、各セクションが小さく見えてしまいます。
頻繁に出てくるフラットに置かれた長めのマニュアルパッド(カーブボックス)なんかも、最たるもので実際に計測こそしていませんが、感覚的に日本のスケートパークにある一般的な物に比べると高さ2割増しといった感じ。
勿論、シンプルなマニュアルやノーズマニュアルといったトリックなら大きさによる大差はないかもしれませんが、例えば、フロントフリップトゥフェイキーマニュアル、の様な技になると、その2割の違いはかなり大きくなります。
パーク全体の規模も、俺は大阪在住なので東京などの有名スポットとの比較で語れず申し訳ないですが、恐らくスポパーなどの6~8倍といった広さ。
うっかり板を飛ばしてしまい、その向こうに誰もいなければ自分で拾いに行かなくてはならず「面倒くさ~!」となるのも決して大げさではないと思います。

実際、アメリカまで行かずしても、アメリカ村までくれば日本でもその意味は掴めるかもしれません。
と言うのも、我らOSAKA DAGGERSのホームとも言える大阪のアメリカ村は三角公園も、その様に現場に来なければコンディションの分からない世界的に有名なスポットの一つです。

まず、日中は基本的に人が多いので撮影レベルのスケート自体が出来ない。
次に、ビデオではフィッシュレンズを多用しているので大きく見えるが、実際来るとかなり狭い。
更に、隣には派出所があり、早い日は1分で終了。というか、派出所前にずっと立っていてスタートすら出来ない時もある(笑)!!
と、その悪条件の中で世界的に評価されたTHE OSAKA DAGGERS at TRIANGLE PARKパート、既にみた人は多いかもしれませんが、スケートの映像制作に興味のある人達は、その様に視点を変えて再度チェックしてみて貰うと、また何か発見などあるかもしれません。

(ちなみにこの フロント180パワースライド フロントフット ワンフット の写真↑は俺もお気に入りの1枚ですが、撮ってくれたのは井関信雄氏。)

で、話はルアンに戻そうと思いましたが、更に長くなりそうなので、一旦、ここで止めて置き、後日、続きを書こうかと思います。

兎に角、俺の発言には日本ではあまり知る事の出来ない世界標準の情報を公開している時もあるかと思うので、身の周りに世界を目指す様なスケーターが居れば、是非、このBLOGを紹介してあげてください。
では、次回に続く!!

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