Kenji Okuwaki
Kenji Okuwaki
奥脇賢二 A.K.A. ILLO
九州は熊本でスケートSHOP OLLI(オーリー)を経営しながら
今年(2016)20周年となるスケートチームGRAPEVINE ASIAのボスとしてやりたいことを一生懸命やっております。
九州の情報をこの場をお借りしガンガン発信していきたいと思っておりますので宜しくお願いしま~す!

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書道家 柿沼鬼山氏 近況

—-Facebook Kizan supportより—-

日頃より柿沼鬼山へのあたたかいご支援と応援、ありがとうございます。

さて本日3月20日は、柿沼鬼山の誕生日です。彼の45回目の誕生日に、

柿沼本人よりメッセージが届きました。

長文です。ぜひお読みください。

 暦の上では、桜の花咲く春風の季節を迎えます。

皆さん、おはようございます。柿沼喜残です。

大変ご無沙汰しております。

現在、僕は約4ヶ月間、入院生活を送っております。

去年の12月、友人を訪ねて行ったオーストラリアで、

(これはお医者さんのカルテに記載されていたストーリーですが)精神的疾患が原因となる行動で大怪我となり、

約1ヶ月間、意識不明の状態でした。

怪我の経緯、具体的な行動の内容については、僕自身、全く記憶がありません。

オーストラリアにいたはずが、日本の大学病院でかすかに意識が戻りました。

これまでの人生にはない、初めての大怪我、身体中に装具を着けられた自分、

病院のベッドに到るいきさつ、現実の受容、混乱する頭でいくら考えても、全身の痛みは消えず、

初めは自分が今どこにいるのかさえ、全く分かりませんでした。

看護師さんが日本人である事、そして、家族の献身的なお見舞いのお陰で、

漸く自分の状況が分かる様にはなりましたが、朦朧とする意識と激痛との格闘は続きました。

意識不明のまま年を越し、2ヵ月間に渡り、3回にも及ぶ大手術を経て、点滴などの装具が少しずつ外れ、

意識がしっかりと戻って来ましたが、身体中の痛みが強くなるだけで、

現実を受け入れる事がなかなか出来ませんでした。

2月に入り、激痛と言える様な痛みは少しずつ減りはしましたが、慢性的な鈍痛に変化しただけで、

痛み自体が消える事はありませんでした。

その後、大学病院での治療を終えて、寝たきりの状態から自分の力で動ける様になるために、

3月初めからリハビリ専門の病院に転院し、現在は少しずつリハビリを続けている毎日です。

退院出来たとしても、車椅子生活となることは免れません。

脊髄損傷という大怪我により、下半身が思う様に動かせず、身体中の部位に支障が出ています。

これまでの人生、これまでの生活とは全く違う道を歩んでいかなくてはなりません。

今の自分の気持ちを端的に表すなら、オリンピックではなく、パラリンピックが気になる、

今日この頃です。

入院生活が長いので、インターネット系の情報は全く途絶えています。

時折面会に来てくれる、実の兄から、たくさんの友人達が、

色々行動してくれているという事を耳にしました。

「皆さん、本当に本当に、有り難う御座います。」

今、僕の置かれた立場、家族やたくさんの友達たちの事、自分自身の身体の事、今後の事。

意識不明の12月から先月中までは、自分の身体の事ばかり考えていました。

眠れないほどの痛みがずっと続いていたり、寝たきりの生活で気持ち的な不安と焦燥感に囚われ、

ひたすら病室の天井だけを見上げている毎日。

死んだ方がましだと、何度も思いました。

未だに痛みは消えません。

特に下半身は、麻痺から来る激痛もあります。

しかし、意識がはっきりと戻って来て、家族や兄の存在の有り難さ、自分を取り巻く友人達の言動などを聞かされ、

大人として、男として、そして一人の人間として、身も世もなく、情けないほど泣きました。

担当の看護師さんに心配されるほど、涙が溢れて、止まりませんでした。

現在リハビリの真っ最中ですが、関節が固まってしまっているため、自分で靴を履いたり、

一人で車椅子に乗り移る事も出来ません。

ほぼ寝たきりの状態が続いています。

それでも、ほんの少しずつではありますが、快方に向かっています。

退院出来たとしても、障害は残りますので、以前の様なフットワークでは動けません。

脊髄損傷という大重体、全身に大怪我をしましたが、

奇跡的に右腕だけは損傷がありませんでしたので、書道のアートワークは続けていく所存です。

この場をお借りして、ご迷惑をお掛けしたたくさんの皆さんに、全身全霊の魂を込めて、深謝致します。

本当に済みませんでした。

そしてまた重ねて、ご心配をお掛けしたたくさんの皆さんに、全身全霊の魂を込めて、深謝致します。

本当に有り難う御座いました。

これまでもそうでしたが、僕は書く事が好きで、それしか考えられない、不器用な男です。

今現在は、拾った命の新しいスタートを切るために、病院で毎日リハビリをしていますが、

歩けなくなる事は間違いないと思われます。

足が動かせないなら、残された右腕で、ひたむきに、謙虚に、何より真面目に、

尚更書の道を歩んで行くしかないと考えています。

今後は、アートフォームとしての書道を軸とし、カリグラフィ・デザインの追究に力を注ぎ、

精一杯書道を続けて、アートの力で、皆さんに元気な姿をお見せして行く所存です。

これからも何卒、宜しくお願い申し上げます。

平成29年3月20日

喜残 謹書

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