Special columns written by skaters
スケート識者たちが執筆するスペシャルコラム
LAURENCE KEEFE

エンゲル係数高すぎスネークスタイルで、世界の秘境をスケボー片手に渡り歩くザ・トラベラー。合言葉は「旅の恥はかき捨て」。
ローレンス流、地球の歩き方。

第12回:スポンサー・ミー

 13歳の頃、地元の年上のスケーターに空のVHSテープを2本渡し、スケートビデオをダビングしてくれと頼んだことがあった。すると「アクションも入れたほうがいいか?」と聞かれた。その意味はいまいちわからなかったが、テープを観てみるとスケートビデオとポルノが6時間にわたりバランスよく録画されていたのだ。このテープがオレにとってのスケート/性教育のバイブルとなった。それ以来、オレはその2教科の勤勉な生徒としてがんばり続けている。ピア7でのトレフリップとフランス人女性の裸体を交互に観たおかげで、潜在的に高いレベルでスケートを楽しむことができるようになったのかもしれない。
 テープに録画された最初の3本のスケートビデオはFTCの『Finally…』、『Penal Code 100A』、『Video III』だった。雨降るイギリスの田舎町であるレディングのリビングルームで思春期を迎えたスケートオタクのオレにとって、サンフランシスコの太陽の下でスケートをするということは、性欲を満足させるためにブラジル人女性チームを結成することと同じほど夢のようだった。
 それから13年後、オレはアメリカの街々、ヨーロッパ、アジアの国々でスケートをするようになり、ガキの頃に観たスケートスポットを訪れ、もっとも影響を受けたショップに迎え入れられることとなった。なぜオレのようなクソみたいな男が、地球上で一番イケているスケートショップに迎え入れられたのだろうと考えてしまう。
 近頃のスケートインダストリーは、ふたつにグループに分けることができる。まずグループAはナイジャ・ヒューストンやライアン・シェクラーのようにLAに住む21歳以下で、超人的なスケートレベルを誇りコネもたくさんあるタイプが属するインダストリー。もし、この条件を満たしていないなら、キミは間違いなくグループBに属する。グループBとは、弱小カンパニー、イーストコースト、ヨーロッパや日本のスケートインダストリー。オレはエナジードリンクのスポンサーやスタジアムでのエクストリームコンテストで知られるグループAについては何もわからないが、グループBにおけるアドバイスをすることはできる。

DO:
– 旅に出る。

– 人と会う。

– 金がなくてもツアーに出る。

– ハングリーで生産的な人間の周りに身を置く。

– 楽しむ。

DON’T:
– チャンスを見送る。
どこかへ行ったり、ただで誰かの家に泊まったり、見知らぬ人とスケートをする機会があれば、身を任せろ。

– 他の人よりスケートが上手くなる努力をする。
近頃はみんなスケートが超人的に上手い。愚か者よ、スケートはアートであってコンテストではないのだ。

– 過度に自分のプロモーションをする。
Facebookなどで自分のパートや写真をアップするのはいいが、それは1回きりにしておけ。インスタグラムでの自画撮りもやめろ。

– 嫌なヤツになる。
自分のことばかりの自己中心的なヤツは、いくらスケートが上手くても相手にされないぞ。

– すべて当たり前だと思う。
寒い中、グラインドしているブサイクなオマエにレンズを向けているフォトグラファーがいれば、感謝しろ。無料で何かをもらったら、それは素晴らしいことだ。さらに金銭を支払われることがあれば、それは奇跡なんだ。

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Nixon x C.R. Stecyk III
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