STEVE BUSCEMI


 
 以前、このコーナーでフィリップ・シーモア・ホフマンという名役者について書きましたが、やはりルックスに頼らない個性派という類の役者が自分は好きなようです。アメリカで活動する役者でありながら、敢えて歯並びの悪さを治そうとせず(アメリカは特に歯並びが重要視されている)驚くほどギョロ目。今回はスティーブ・ブシェミという役者について。
 このような独特なルックスのせいかノイローゼやパラノイアの役が目立ち、小さなカメオ出演からメインどころまで幅広い仕事をしているため、これまでに劇中で殺されること多数。ケンカに巻き込まれるようなクレイジーな役柄も多いです。個人的には『ファーゴ』での役柄と殺され方が、猟奇的というかシュールなコメディを観ているようで好きです。ちなみに駆け出しの頃はNYCの消防士として生計を立てており、9.11のときには当時の防火服を着て救出作業を手伝っていたとか。
 そんなスティーブ・ブシェミですが、この“ブシェミ”という名前はスラングとしてとある面白い意味を持っているようです。スラングのオンライン辞典を検索してみると、まさかのこんな定義が。“ボウルいっぱいのウィードに向精神薬などを振りかけたもの。スティーブ・ブシェミという神が由来”。まさにジャンキーのようなルックスやクレイジーな役柄から生まれたスラング。
 ということで、これまでにブシェミが出演した作品のコンピレーション、そして数え切れない殺害シーンをどうぞ。とりあえずかわいそうなほど殺されまくっています。

–MK

 

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