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“ボーンズブリゲード”や“SKATE & DESTROY”の生みの親
──CRAIG STECYK

2018.10.01

 クレイグ・ステシック。自分が幼少期を過ごした’80年代からこの名前をよく目にしてきました。当時はこの人が何者なのか気にしたことはなかったので、記憶の中にこの名前が潜在的に存在していたというのが正確な表現かもしれません。この名前を見たのは主にThrasherの誌面とPowell Peraltaの映像作品群。ともに強い関わりがある人だということは漠然と理解していたような気がします。
 実はこの人、スケートコミュニティにとって非常に重要な人物なのです。まずは'70年代にZ-Boysを輩出することになるJeff Ho Surfboards and Zephyr Productionsの立ち上げに尽力。その後、Z-Boysのアイコン的な写真を撮影し、当時のSkateboarder誌で自ら原稿を執筆した記事を通して同チームの存在を世に知らしめるように。当時落書きとしてスプレー缶で描いた“ラットボーン”は後にPowell Peraltaのトレードマークのひとつとなり、革新的なアドを制作して同ブランドの先進的なイメージを構築。その独特なセンスはPowell Peraltaの映像作品にも取り入れられています。“ボーンズブリゲード”という名前や“SKATE & DESTROY”という標語の生みの親であり、Thrasherの立ち上げにも参加。さらには著名なアーティストとしても知られ、作品がスミソニアン博物館に所蔵されたり、アートワークを手がけたサーフボードがオバマ政権時代のホワイトハウスに飾られたり。そんなさまざまな功績によって、ステシックは2010年にスケートボードの殿堂入りを果たしています。
 フォトグラファー、ライター、ジャーナリスト、フィルムメイカー、アーティスト、テイストメイカー…肩書きが何であれ、長いスケート史を通して意識せずとも現代のスケーターの誰もがこの人の影響下にあると言っても過言ではありません。マーク・ゴンザレスも、ランス・マウンテンも、ニール・ブレンダーも、スケートコミュニティでユニークとされる面々がインスパイアされリスペクトしてきた人物。
 そんなステシックとのコラボコレクションがNIXONからリリースされた模様。そのプロモビデオで彼の手がけたビジュアルアート、撮影したアイコン的写真、Powell Peraltaで構築した世界観やアドなど、ステシックの功績の一部を確認することができるのでチェックしてみてください。そして同コレクションの気になるアイテムも追ってご紹介させていただきますので、そちらも乞うご期待。

--MK

 

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