EMB


 
 ’90年代初めから半ばにかけてスケートメッカと称されたSFのジャスティン・ハーマン・プラザ、通称EMB。スポットとして存続した数年の間にこの場所でストリートスケートのトリックが劇的に進化したのは有名な話。
 EMBは敷地内の一部がトランジションになっている“ウェーブ”があったことで’80年代にスケートスポットとして機能し始めたとのことですが、その後、ストリートスケートの進化とともに実にさまざまな歴史的オブスタクルが誕生しました。“ザ・セブン”、“ビッグスリー”、“リトルスリー”、“Cブロック”、“ファウンテンカーブ”、“ゴンズギャップ”などなど。ちなみに“ザ・セブン”は実は3段×3段のダブルセットで合計7段ではなく6段のステア。真ん中の1段の幅が長いから2段分に換算したとか。そして、“ゴンズギャップ”は’86年にマーク・ゴンザレスが“ウェーブ”上から“ザ・セブン”のステージへとオーリーで飛んだことで名付けられました。なお、’93年にはゴンズ自身がキックフリップでトリックレコードを更新しております。
 World IndustriesやPlan Bの諸作品でEMBは’90年代のスケートメッカとなったわけですが、世界中から注目を集めすぎて全盛期は多いときで1日200人のスケーターが集まっていたとか。ただ、ジェームス・ケルチが統制を行うローカリズムが強烈すぎて誰でも自由に滑ることは許されず、フィストファイトが連日のように繰り広げられていたという、いい意味でも悪い意味でも地獄のようなスポットだったのです。
 ここであまり知られていないであろうトリビアをひとつ。’87年11月11日のランチタイムにU2が45分のフリーコンサートをEMBで開催したのですが、ライブ中にボノが突然、壁画に罰金を課すSFの条約に抗議してファウンテンギャップ脇の壁に「Rock and Roll. Stop the Traffic.(※ロッケンロール。不正を止めろ)」とスプレーでなぐり描いてSF市警のお世話に。ボノは「これはアートであり破壊行為ではない」と主張したそうですが、スケーターの主張と同じくもちろん一蹴されて即逮捕。
 世界中のスケーターの注目が集まりすぎてEMBはカオスと化し、併設されたホテルが営業妨害だとしてSF市警を雇い、24時間体勢で取り締まりを行ったことでスケートスポットとしての歴史に幕を閉じることとなりました。ここからが次世代の伝説スポットのピア7の幕開けとなるわけですが、今回はEMBが登場する歴史的パートをいくつかご紹介。

–MK

 

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