歴史的快挙

 昨日、一昨日とバルセロナで開催されたStreet League Skateboarding(ストリートリーグ、通称SLS)のNike SB Pro Openのライブストリーミングはご覧になられたでしょうか? もうすでに巷で大きな話題になっていると思いますが、日本から参戦した堀米雄斗が見事3位に入賞するという歴史的快挙を成し遂げました。
 SLSは通常のコンテストと違い特殊な採点方法でジャッジが行われるので、まずはルールのおさらいを。基本的なルールは、各ヒートのスケーターがそれぞれにコースを自由に回る45秒の「ラン」が2回、そして好きなセクションで1トリックを狙う「ベストトリック」が5回与えられます。その各部門によってポイントが加算されていき、順位が決定するという仕組み。
 今回のNike SB Pro Openは、SLSワールドツアーをキックオフする第1弾であり、SLS公認プロ以外のスケーターが、SLS公認プロとしてワールドツアーの参戦権を求めてしのぎを削るというもの。SLS公認プロになれるのは、予選に参戦したスケーターの中の上位2名。そんな中、堀米は予選を4位で通過。セミファイナルはシェーン・オニール、フェリペ・グスタヴォ、ケルヴィン・ホーフラーなど、過去にSuper Crown World Championship(ファイナル戦)を制した強者たちと同じヒート。相手に圧倒されるかもという不安をよそに、堀米は冷静沈着に十八番のトリックを連発して6位でファイナルへ。この時点ですでにあり得ないほどの素晴らしい結果なのですが、ここからが歴史的快挙の始まり。SLSファイナルという大舞台で2回のランをノーミスで回り、ベストトリックでは2回ミスをしたものの(さらに狙ったトリックではない棚からぼた餅的なメイクも2回披露)、最後にレッジでノーリーBs 270ノーズスライドを決めて表彰台へ。
 ナイジャ・ヒューストンとシェーン・オニールと並んでトロフィを掲げる堀米の姿を見て思わず目頭が熱くなったのは自分だけではないはずです。VHSMAGのインターンKEの言葉を借りて言えば、まさに「涙腺崩壊」。SLSで3位という好成績を残しただけでなく、SLS公認プロに認定。日本のスケート史において、これは過去に類を見ないメガトン級の快挙です。
 これから開催されるワールドツアーは6月にドイツ・ミュンヘン、8月にシカゴ、そして9月にLAでファイナルとなるSuper Crown World Championship。SLSの各ストップをライブストリーミングで観戦し、堀米雄斗の快進撃を見届けようではありませんか。日本のスケートシーンの未来は明るい。そう確信させてくれた堀米にリスペクトを送りたいと思います。

–MK

 


SLS Nike SB Pro Openファイナルの模様はこちらから:www.etnlive.com

 


G-SHOCKに加入した堀米のウェルカムクリップ。ちなみにG-SHOCKはSLSの公式スポンサー。

Nixon x C.R. Stecyk III

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