UKはロンドンのLong Live Southbank（LLSB）から情報を拡散してほしいとの連絡が届きました。LLSBとは、'70年代からロンドンの歴史的スケートスポットであるサウスバンクの保存を目的とした非営利団体。同団体は、サウスバンクを取り壊してショッピングセンターを建設するという都市計画が進められたことで2013年にローカルスケーターたちによって立ち上げられ、署名活動や行政への働きかけにより、翌年にサウスバンクの取り壊しを阻止することに成功。
　彼らの活動と賛同者の尽力によってサウスバンクはスケーターに開放されたのですが、LLSBにはまだやり残したことがあったようです。というのも、サウスバンクには2004年に閉鎖された小型のバンクエリアがあり、このエリアが復元されてはじめてサウスバンクの保存がコンプリートするとのこと。その目的を達成しようと、LLSBはサウスバンクを管理するサウスバンクセンターと手を組み、資金を集めるドネーションプロジェクトを発足。寄付の達成額はなんと£790,000（約1億1,500万円）。このエリアが復元された暁には、スケートだけでなく、青少年に向けたさまざまなスクールやワークショップが行われるとのこと。
　現在、サウスバンクではジャムセッションや写真展など、LLSB主催のさまざまなイベントを通して寄付活動が行われています。サウスバンクはLAのコートハウスに続き、歴史的スケートスポットがスケーターに開放された好例。そんなスポットの保存活動に協力したいという方は公式サイトのドネーションページからどうぞ（寄付はPayPalのみ）。

—MK

 

サウスバンクで初めてスケートが撮影された1973年から現在までのフッテージを繋げて、サウスバンク全体を使った世界一長いラインを表現。
動画の最後に登場する現在と過去が切り替わる部分が問題のエリア。