SLIDER 場外乱闘・番外編

オリンピックの考察

 先日発表された「2020年の東京オリンピックにスケートボードが内定した」というニュースは業界内外で賛否両論を巻き起こしました。今回の SLIDERコラムでは、オリンピックに備え、スケートボードが実際オリンピックの競技になったら日本のスケートシーンはどうなんのよ…ってことを考えていきたいと思います。シーンに対するメリットとデメリットを自分なりにざっくりとまとめてみました。

メリット1:スケートボードの認知度・競技人口がアップする
スケートがオリンピック競技となることで、おじいちゃんおばあちゃんの世代から子どもたちまで日本中の幅広い世代に“スケートボード”を知っていただくことができるのではないでしょうか? それに合わせ、スケートボード競技人口は確実に増加するでしょう。

メリット2:スケーターの待遇が良くなる
上記と内容はつながってくるのですが、スケートボードがより多くの人たちに認知されることによって、これまでスケートと縁のなかった大手企業の参入が予想されます。人気・実力を兼ね備えたスケーターは、そのような企業と高額な契約を結ぶこともありえるでしょうし、単純に競技人口が増えれば業界がより潤うようになるので、自然とライダーの待遇も良くなるハズです。

メリット3:スケーターの社会的地位の向上
オリンピック競技になれば、スケーターに対する街の人の目も変わってくると思います。これまでまるで不審者扱いされていたスケーターですが「オリンピックを目指して頑張っている人たち」という見方をされるかもしれません。また、いままで以上にTVやCMにスケーターが出る機会が増え、スケー ターに対する理解が高まるのではないでしょうか?

メリット4:日本のスケートレベルが向上する
オリンピックという世界のトップが一堂に会してその技術を競う場が新たに設けられることにより、スケートボードを競技として捉え、ストイックに技術を研鑽する人たちが増えるでしょう。それに牽引されるように、日本のスケーターたちのレベルはより一層向上していくと思います。

メリット5:全国にスケートパークが増える
現在もスケートパークは増加傾向にありますが、オリンピックを期にパークの増加はより加速するでしょう。パークの増加により、セクションの規模や質はより良いものになると考えられます。

 とまあ、メリットをまとめてみましたが、総じてスケートの認知度やイメージアップによるその余波的な感じになったと思います。では、続いて想像できるデメリットを以下にまとめてみます。

デメリット1:スケートカルチャーの希薄化
スケート人口が増えることにより、今までのスケートシーンを築きあげてきたカルチャーが薄まってしまうかもしれません。ファッションやアート、 音楽を含むスケートボードに欠かせないカルチャーを知らないスケーターが増えてきそうです。

デメリット2:ストリートスケートの危機
スケートボードに世間の注目が集まるとしたら、真っ先にやり玉に挙がるのがストリートスケートではないでしょうか? ただでさえグレーゾーンな公道でのスケートへの取り締まりがキツくなるようですと厳しいですね。

デメリット3:ビデオパートの危機
こちらも上記と同様、ストリートで撮影したビデオパートの締め付けが予想されます。極端な話、海外かパークで撮影したものしかYouTube等で公開できなくなってしまう…そんな時代になるとつらいです。

 ここまで、思いつくメリットとデメリットを挙げてみました。賛成派・反対派いろいろいると思いますが、冒頭にあるように、スケートボードのオリンピック競技化はすでに内定しております。問題点などを踏まえたうえで、日本のスケートシーンがより良いものになるようにみんなで力を合わせていくのがベストだと思います。
 日本人スケーターがオリンピックでメダルを手にしている姿を想像するだけでワクワクしちゃいますね。

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