20 YEARS

 先日公開されたDCのオンライン作“Street Sweeper”、もうすでにチェック済みの人も多いと思います。長年看板ライダーとして在籍し、今だファンを魅了するジョシュ・ケイリスからT・ファンク、チェイス・ウェブといった注目度の高いライダー陣、無名ながら今後の活躍を期待させる若手ライダーたちによるスケートボーディングが収録された18分。次々畳みかけてくるトリックのオンパレードにお腹もいっぱいになること請け合いです。なかでもトランジションで鍛え上げられたであろうジョン・ガードナーのヘッシュな動きがストリートにおいても遺憾なく発揮され、スポットでのトリックチョイスも他者とは一線を画していて観ていてついつい「Fxxk!」と口から出てしまう。DCから出る映像は観ていてドキドキしたり印象に残ることも多く、毎回期待を裏切りません。
 そしてやはり今回の作品で気になったのは、出演ライダーのファッション。’90年代後半から2000年代初頭のビデオからそのまま出てきたような出で立ちのライダーが多く、今の時代において新鮮であり同時に懐かしくもありました。やや大きめのシルエットのシャツにパンツ、ツバの曲がったキャップ。パンツの裾をひざ下ぐらいまで上げてドローコードで縛ってたり。パンツが太いと靴同様、擦れて穴が空いてしまうのでレギュラーの人なら左足、グーフィーなら右足の裾を上げているスケーターがいました。
 そして今作の映像の中では当然ながら足元はDC。20年前に発売された人気モデルのLynxやジョシュ・ケイリスのシグネチャーモデルが当時の雰囲気をより一層際立てています。折しもDCは最近Heritage Collectionという過去の名作モデルの復刻プロジェクトを展開中。確信犯的に狙ったのか、それとも「ファッションは繰り返す」というのが今まさに起きているのか…。どちらにせよ見事なまでのこのリバイバル感に注目せざるを得ませんでした。
 もちろんその当時DCの人気っぷりはかなりのもので、スケートシューズがスケーター以外にも広く受け入れられる火付け役になったもDCの功績かと。例えば学校にいた地味めなヤツでもひとたびDCを履けば注目を浴びたりもしていました。そしてやはり悪者も一定数いるもので学校内では盗難の被害も相次ぎ、「学校にそんな靴で来るのは控えるように」とお達しが出るほど。
 え、僕ですか? もちろん履いていましたよ。思い出に残るところといえば、お年玉で買ったコリン・マッケイのシグネチャー。意気揚々でその日の夜に家族で行ったお祭りで僕はウ●コを踏んでしまったのです。しかもそれにも気がつかず車に乗ったのだからさぁ大変。すぐに洗って事なきを得てスケートライフで愛用したものです。自慢のその靴で学校にも通ったのですが、細心の注意を払っていたため盗難の被害に遭うことはありませんでした。よくよく考えるといくら人気とは言えスケートで擦れたり穴が空いた靴をパクろうと思うヤツなんているワケないんだよなぁ…。

─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 

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