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カーブボックスがなければ作ればいいじゃないか! スケートパークの増加により徐々に姿を消して…
──カーブボックス

2017.12.08

 都内有数の繁華街、池袋。お世話になっているスケートショップがあり、仲間と撮影に出かける際の集合場所だったりとよく行く場所です。そんな池袋の駅に近い路地に最近、カーブボックスが出現。「イッセイ・ユミバがフェイキーフリップで大幅にベストトリックを更新したあの階段の近く」と言えば都内を徘徊する勘のいいストリートスケーターなら想像がつくのではないでしょうか。繁華街にありながら巡回中のパトカーの死角になりやすいそのスポットに、まるで街と一体化したかのようなボックスがあるのです。加えて面白いのが、スケート用に作られたボックスなのに設置された場所が場所だけにいくらか障壁となる要素も含んでおり、ストリートで見つけたスポットで遊んでいるような錯覚すら感じてしまうほど。とは言え街中にこっそり設置したものであることに間違いはありません。「いつまでもあると思うな親とスケートスポット」という言葉もあるように、それが存在するうちに楽しみたいものです。
 思い起こすと地元には至るところにお手製カーブボックスがありました。だいたいどこの市町村にも4~5箇所ぐらいはカーブボックスとともに小さなスケートコミュニティがあるという具合です。これは土地に余裕のある田舎だから可能だったのかもしれませんが、普通の住宅地にある僕の実家の前にもDIYボックスを作ったし、それを見て隣の家の同級生のスケーターも新しくボックスを作ったので、そこは縁石トリックを磨くにはもってこいの好環境でした。それでも家から徒歩5分の公園にもボックスがあり、さらにはその公園の隣の、誰が住んでるのかもわからない民家の前にも製作者不明のボックスが設置されており、僕らは次から次へとボックスを回ったものです。今考えるとよくそんな環境があったもんだと思うのですが、それは地元では珍しいことではなかったと思います。所詮素人の作るボックスがほとんどだったため、コーピングを打ち付けていた釘が飛び出てきてはスライドする板をえぐったり、それで転んで擦り傷を作ったりなんてのは日常茶飯事。ですが、スケートパークの増加と一段落したスケートブームにより徐々にその姿を見なくなっていきました。日本でも立派なスケートパークが次々と作られスケート環境は格段に良くなってきたため、いつ撤去されるかもわからないものをあえて自分たちで作る必要がなくなってきました。喜ばしいことの反面、多少の寂しさも僕の中で共存しています。
 なら作ればいいじゃないか! そうです、そうなんです。最近よく一緒にスケートすることの多いロブ太郎と先日そういう話をしていたところ、一部でスケートが認められている公園があって、そこならボックス置けるんじゃないかと。お世辞にも調子良くスケートができる場所というわけではないのですが、0と1じゃ楽しさも違ってくるはず。いつやるかとかどんなスペックで作るか詳しいことは未定ですが、ここに書いたからには遂行せねばなりません(笑)。設置完了した暁には追って報告したいと思います!

―Kazuaki Tamaki(きな粉棒選手)

 


 
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