FROM BOSTON

 「アメリカにスケートをしに行くのなら、どこへ行きたいか」と問われたら、過去3度サンフランシスコへのトリップを敢行したにもかかわらず、僕はまた「サンフランシスコ」と答えるでしょう。では、それ以外でとなるとどうでしょう。ニューヨークのストリートスケートも間違いなく体感してみたいし、オレゴンのバーンサイドも行ってみたいなぁ。はたまたハワイっていう選択肢も捨てがてーすね。しかしそれらを差し置いて僕が出す答え、それは「ボストン」。東海岸、ニューヨークよりももう少し北の方ですね。バスケットチームのボストン・セルティックスがその名をもって示すように、アイルランド系の人種と文化の強い街です。3月のセントパトリックスデイには人もビールもそして流れる川まで緑に着色され盛大な泥酔祭が繰り広げられるようです。僕ぁね、そんな中でビール&ウイスキー、そして心地良いアイルランド音楽を堪能しつつスケートがしたいのですよ。えぇ、割と不純な動機でしょう。
 そんなボストンの街からひとりのスケーターがやってきました。彼の名はPJ・ラッド。あのPJラッドです!!! いつもの昼下がりに駒沢公園に滑りにいったら、なんとPJ・ラッドがスケートしてるではありませんか。とかくテクニカルな印象ですが、その期待を裏切らないレッジ捌きとフラットトリック、そしてランプでもとんでもないトリックをサラリとかまして楽しんでいるようでした。僕らアラサー世代の多くは名作ビデオ『PJ Ladd’s Wonderful Horrible Life』にお世話になったはずです。このビデオはColiseumというショップのビデオですが、このリリースによりPJ・ラッドの名は瞬く間に世に広まりました。ローカルショップのビデオながら、遠く離れた僕の地元まで浸透していたわけですから…。当時(今もだが)そんなに得意でなかったトレフリップが、PJのパートを観たあと滑りに行くと乗れちゃうというジンクスまでできちゃうほど驚異的なパートでした。
  なんてことを書き連ねてみたものの、僕の中ではその作品やFlipの『Really Sorry』といった2000年代初頭のパートの印象でストップしているのもまた事実(笑) 。ですが最近スケボーを始めたという若い女の子が「一番好きなスケーターがPJ・ラッド」だと言うのです。しかも偶然滑っている姿をその昼下がりの駒沢公園で拝めて大喜びしている。なんだかこっちも嬉しくなってしまいました。おしまい。

―Kazuaki Tamaki(きな粉棒選手)

 

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