スルーする?

 先日洋食屋に行きました。駅から家までの途中、商店街にある小さな洋食屋さん。今住んでいる部屋には引っ越してきて1年、ほぼ毎日通る商店街にたたずむそのお店自体はなんとなく認識していたものの、不思議とこれまで行ったことも、ましてや看板に書かれたメニューもチェックすることなく過ごしてきました。友人との会話で「あぁ、そういやそんなお店もあったな」と試しに入ってみたのですが、これが自分の中で大ヒット! 長いこと続いてるであろう店内の古びた雰囲気は自分の小さかった頃(今でも小さいか…)を思い出させてくれるし、ザ・洋食屋なメニューもいい感じ。今住んでいる町がまたひとつ好きになりました。一瞬で「なんでこれまで行かなかった?」という自分のツメの甘さを認識する機会でもありました。
 おっと、いけないいけない。ここは僕の食レポートじゃなくてYo! Chui、温故知新をテーマに“要注意”な動画をディグる場でしたね、失礼しました〜! しかしですね、スケートにおいても、これまでスルーしてきたのによく見ると「スゲェいいじゃん!!!」なんて思うことがあるんですね。例えば僕にとってのそれはマイク・キャロルやジョン・カーディエル。ゴンズだってそう。自分ら、というかもう少し年上のスケーターから絶大な支持を得ているのは知っていたし彼らのスケートもビデオで観てきたはずだけれど、あまりピンとこない…すなわちスルーしていた感じです。まぁそれは単純に自分の未熟さ故のことで片付けられる話なのですが。しかし時間とともに自分がスケートする環境が変化していったり、またそれに伴い経験を重ねることで後になってそのスケーターの魅力を感じることもある…ということをいつの頃からか認識しているつもりです。子供の頃にはまったく良さがわからないビールが、大人になってから「ウメェ!」となる感覚に似ているというか。
 スケートスポットにおいてもまた然り。これまでスポットとして見えたことのなかったものが、急にスケートできそうなイメージが思い浮かぶとニヤリ。そこでメイクし自分のモノにすると喜びも倍増、これこそストリートでスケートする醍醐味だと思います。普段はパークで滑ることの方が多い自分ですが、ストリートで滑るのが一番楽しいと思えるのはそんな理由だったりします。
 さて、今回ピックさせていただいた要注意な動画は、そんな自分が生意気にも一旦スルーした後「スゲェいいじゃん!!!!」と今になって思うスケーター。そうです、みんな過去にSOTYに輝いた猛者たち。今年はジェイミー・フォイが獲得しましたね。これまた自分のツメが甘いのが、「この人最近よく映像で観るなぁ。上手い人がいるもんだねぇ」くらいの認識でしかなかったということ。「今年のSOTYはティアゴ・レモスに違いない」という僕の予想を見事に破ったかと思えば、間髪入れずに公開された『The Flat Earth』のパートで僕は納得の満腹になりました。洋食屋さんじゃないけどね。

―Kazuaki Tamaki(きな粉棒選手)

 

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