GRIPTAPE

 突然ですが、このYo! Chuiをご覧のみなさんは普段どんなグリップテープを板に貼ってますか? 王道のJessup? Mob Grip? オシャレにロゴが入ったShake Junt? いやGrizzly派? 何だって!! Monkey Gripを使っている!? それは懐かしい…そんなのもあったな。
 僕はグリップ面のアラサー…間違った、粗さにこだわりはないので、どのブランドのグリップテープを使おうがスケートのコントロールに影響を感じません。ですが、スケートを始めて間もない頃から変わらないこだわりがふたつあります。ギアもシューズもこれまで幾多のブランドを取っ替え引っ替え使ってきたことを考えると、それはこだわりというか信念と呼べるものかもしれませんね。そのひとつは“グリップテープはお店のスタッフに任せるのではなく、自分で貼る”。僕の場合は、スケートを始めて間もない頃に行った地元のショップで、スタッフのおばちゃんにグリップテープの貼り方を教わりました。「スケーターなら自分で貼れないとダメだよ。口頭で説明するから今ここで自分で貼って行きなさいね〜」。残念ながらそのショップは無くなってしまったが、そこでの教育は今も自分の中に根強く残っています。
 もうひとつは“ただ貼るだけでなく、絵を描いたり切れ目を入れたり何かしらの加工を施す”ということ。これは完全に自分の気分を高めるために好きでやっているだけなのですが、その昔人の板を見て、見よう見まねであれこれやってきたのが今まで続いているというわけです。
 ほんの一昔前といえばグリップテープのブランドも数えられるぐらい。色は黒がほとんどでカラーのテープが何色かあるぐらい。黒がスタンダードなのは今と変わりないのですが、ブランド数やプリントを施したグリップテープの種類はかなり増えたように思います。総柄のものや写真がプリントされたものがあるなんて昔のスケーターには想像がつかないのではないでしょうか。また、以前はダサいイメージしかなかった透明のグリップテープも今はよく見かけます。思い思いの絵を切り貼りし、透明グリップテープの中から主張をするのは見る者の目を楽しませてくれますね。多種多様に広がっていくスケートスタイルのように、グリップテープとその貼り方もスタイルが多様化していくのを見るのは面白いです。上手に創意工夫されたものは、それだけで展示会なんかできそうなほどですね。
 それでも「グリップテープは無地の黒、加工なし」という人はやっぱり多数派ですし、稀にグリップテープを貼らないという人だっています。何が正しい、正しくないの話ではないのでどう貼るかなんてその人の勝手なんですが、個人的に思い出や印象に残るのはやはりいくらか手の加えられたグリップテープ。では、自分がこれまで一番印象的だったグリップテープは何かと言うと「○○○○♡」って好きな女の子の名前が書いてあったヤツかな。ボ、僕の板じゃないですよ! それにどんな人が乗ってたかとか、どんなスケートしてたかは覚えてないのに、そこだけは記憶に残ってたりするわけですから(笑)。

―Kazuaki Tamaki(きな粉棒選手)

 

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