障害とは…

 平昌オリンピックもいよいよ終盤に差し掛かってきました。「オリンピック史上最も寒くてヤバイ」とか「ノロウイルスが蔓延」などのゴタゴタが起こりつつも日本人選手の活躍も嬉しいところ。スポーツに関してさして興味はなく、家ではほとんどと言っていいほどテレビも観ない自分はオリンピックのファンだと言うつもりはございませんが、飲食店でスクリーンに映し出される選手たちの活躍や舞台裏を見るとなんだかこう、グッとくるものがありますね。そしてオリンピック終了後に開催されるのがパラリンピック。身体に障害がありながらも、それを感じさせないほどの華麗な動きを選手たちは見せてくれることでしょう。五体満足の自分は何不自由なく身体を動かし日頃のスケートライフを楽しむことができますが、必ずしも五体満足でなくともスポーツに取り組むという可能性を彼らは示してくれます。
 絶対数ではかなり少ないと思うのですが、スケートボード界においてもそれはまた然り。スケート始めたての頃、当時411VMからリリースされたヨーロッパのコンテストビデオを観てビックリ。なんと脚のないスケーターがスケートをしてるではないですか。脚の代わりに両手を使いプッシュ、トリックも通常の原理と同じでテールを地面にヒットさせ回したり、セクションに猛チャージ。オグ・デ・ソウザというそのスケーターは並み居る強豪スケーターを抑えベストトリックを獲得。その後も度々他のビデオに出演しているのを見かけましたが、違いといえば脚が無いというだけで他のスケーターと何ら変わらないスキルで攻めていて「ス、スゲェ」の連続でした。脚が使えないというハンディキャップを克服し、巧みに手を使うことで独自の動きまで創り出しているのはみなさんの想像を超えていることでしょう。また最近知って驚いたのは盲目のスケーターがいるということ。先述のように脚が不自由であったり、耳の聴こえない人が手話であれこれ会話しながらスケートを楽しんでいるのは見かけたことがあったものの、「さすがに盲目でスケートするのは無理でしょう」と思っていた自分は度肝を抜かれました。白杖をついて地面とセクションの様子を伺いストリートもアールも何でもござれ。フラットトリックは白杖も無しにそこらのスケーターでも持ち合わせていないトリックを披露。彼らは一見不可能と思われることを、おそらく大変な努力をもって可能にし、スケートボードの可能性を押し広げたと言っても過言ではないでしょう。「これぞスケートボーディング!」を見せられた気がします。
 平昌オリンピックもあと少し、3月からはパラリンピックが始まります。ここでも多くのドラマが繰り広げられることでしょう。そして2年後、東京。調べてみたところ2020年の東京ではパラリンピック種目にスケートボードは含まれていないようですが、未来のパラリンピックでスケートボーディングが観れるってことも期待できそうですね。「さすがに無理っしょ」なんて可能性を否定するのは、どうやら「麻痺」しているのはスケートに対する僕らのマインドの方。進化を続けるスケートボーディングから目が離せないっスね!

─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 

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