PEPE MARTINEZ

 この原稿がアップされる今日、9月26日はある偉大なスケートボーダーの命日です。彼の名前はぺぺ・マルティネス。2003年の今日、30歳の若さでこの世を去ったぺぺは、路上から新しいスケートシーンが生まれ始めた’90年代半ばに、NYのマンハッタン、フィラデルフィアのLove Parkに並ぶ東海岸のスケートメッカとして世界的知名度を誇った名所、プラスキーパークを抱える街ワシントンDCをホームスポットに持ち、現Element Skateboardsの前身であるUnderworld Elementでその存在感を見せつけ、その後ローカルメイトでありチームメイトでもあったアンディ・ストーンと共に、洗練された東海岸のスケーターたちで編成されたチーム、Capital Skateboardsの看板ライダーとして多くの上質なビデオフッテージとすばらしい広告写真を世に送り出しました。さまざまな事情により、このカンパニーは短命に終わりましたが、その後も東海岸とサンフランシスコを行き来しながら、晩年も変わらないすばらしいスケートスタイルで多くのスケーターを虜にしました。

 スケートのいわゆる「スタイル」というものについては、いつの時代もさまざまな意見が付いて回ります。イケてるスタイルとは何なのか? スタイルがあればそれはイケているのか? それとも技術こそがすべてなのか? 技術よりもスタイルを優先することは果たしてイケているのか、いないのか。このテーマに明確な答えを求めようとすること自体がおそらく不毛なことなのでしょうが、ただひとつハッキリしていること、それはぺぺのスケートスタイルは間違いなく「イケてる」ってことです。
 唯一無二のオリジナリティって言葉にするのは簡単ですが、今回の映像を観てもらえればわかるとおり、それは作られるものではなく、次第に備わってゆくものなのかもしれません。

–TH (Fat Bros)

Nixon x C.R. Stecyk III
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