流行トリック大賞

 スケートボードを愛して止まないみなさまこんにちは。日に日に寒さが厳しくなりつつありますが、もちろんスケートのモチベーションは冷めてはいないですよね? 僕ですか? 冷めるどころか熱くなるばかりです! そういえば先日PRIVATE PARKの記事が掲載された翌々日の出来事。偶然にも週末にプライベートプールに滑りに行かないかとのお誘いをいただき、ふたつ返事で参加を申し出たのです。東京から約2時間ほど離れた山の中にあるプール、普段滑ることができる機会もないので苦戦を強いられるも、日が暮れるまで没頭することができました。またその物件を所有する方も快く迎えて下さり、「やっぱり書いたことに間違いなかったな〜!」なんて思ってみたり…。
 話は270°ぐらい変わるのですが、日々進化の止まらないスケートトリックって、大きな流れの中にも多少の流行り廃りがあります。ここ最近だとスラッピーやセックスチェンジ(一昔前だとボディバリアル)といったトリックが流行っています。昔からあるトリックながら、近年のブームによりそのパターンも複雑化しています。もはやブームを通り越してひとつのジャンルとして確立された感もありますね。一方で、一時の流行で忘れ去られた…と言うか今見ると寒い感じに思えるトリックがあるのもまた事実。その代表格がフロントフリップ。もちろんフロントフリップ自体はスタイリッシュなトリックに間違いありませんが、僕らが練習していた頃ってのは縦回転のフロントフリップがけっこー主流だったんです。今ではイリュージョンフリップとかマスカフリップなんて呼ばれ方もあるみたいですが、中学生当時の僕はトリックに流行り廃りがあるのを知るワケがなく、ひたすら縦回転で練習していました。なんなら「横回転のフロントフリップはちとイケてない…」とすら思っていたくらいです。チャド・マスカやファブリジオ・サントスは今でもそんな縦回転のフロントフリップの持ち主として語り継がれていますが、それは時代とともに見かけることも少なくなり、今や完全に「ちとイケてない…」な感じとなりました。また同様にベニハナエアーやポップショービットtoテールグラブ、またポップショービットやキックフリップをノーズボーンでキャッチするといった動きも今や…と感じざるを得ません。ただ言えるのは流行に乗って右に倣えなトリックをやるのではなく、流行を踏まえた上でいかにトリックを自分流に調理できるかというのがミソだということ。あぁ、自分で書いておきながら頭が痛い…。
 先日BlindやBerricsから出た堀米雄斗の映像にみなさん震撼したのではないでしょうか。360°系の動きにアーリーウープが加わったり、身体を持っていくのが見るからに難しそうなトリックのオンパレード。さらにはNBDなトリックも…。そして彼ならではの味付けもふんだんにされているようで、とにかく感動しました。また「あれっ? この360°系の動き、今後ブームが来るかも?」とか思ってみたり。日本人スケーターの映像を見てそんな可能性を感じるようになるとは「どエラいこっちゃあ!!!」

―Kazuaki Tamaki(きな粉棒選手)

 

Nixon x C.R. Stecyk III
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