VOL. 055
やぁ、みんな夏がきたね! 先日気象庁より一足早くオレが勝手に関東地方の梅雨明け宣言をしといてあげたから安心してね。そんなこんなで今回はいきなり1989年の名作を振り返えりましょうか。オレが思うにこのH-Streetの『Hokus Pokus』でガラっとストリートスケートのスタイルが変わったと思っているんだよね。そしてこの後'92年にPlan Bの『Questionable』で完成系になり花の'90年代ってなワケだ。さてさて改めてこの『Hokus Pokus』を見ていくと、まさに温故知新で新しい発見の宝庫ですね。やはりスケートボードって素敵。サル・バービエなんてレールさばきウマすぎです。ボードスライドのグラブアウトなんて今ビッグセクションで進化させたらかなりおしゃれでしょうね。そしてドンガー、ジョン・リーブス、ブライアン・ロッティなど先駆けってますね。その中でもまさに時代の象徴とでも言えるマット・ヘンズリーはこの時代ではかなり完成度の高い滑りを魅せてくれます。BsフリップでのBsグラブは今でもオッサンスケーターのあいだでは語り草として有名ですよね。そしてなんと言ってもこの作品を機に結構ファッションも変化して来たのではないかな? と思っています。軍パンショーツにNikeのAJ、はたまたチェーンウォレットなどなど今では当たり前かも知れないアイテムが1989年当時ではスケートのVHS映像でようやく上陸してきた感じです。たまにはこういった古い作品を振り返って技や服装の温故知新っぷりを楽しむのもいいですね。きっと何かヒントが潜んでいるはずなので!