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Phil Evans(フィル・エヴァンス)の新しいプロジェクト『LIG…
──Phil Evans「Lightbox Film Project」

2015.06.07

Phil Evans(フィル・エヴァンス)の新しいプロジェクト『LIGHTBOX』がこの数週にわたって毎木曜日に一編ずつネット上で公開されています。Philはこれまでにスケートビデオ『The Scrum Tilly Lush』、そしてヨーロッパのスケートフォトグラファーを取り上げた『Format Perscpective』やその制作中にマルメのスケートシーンに惚れ込み、ほぼそこに移り住む形で制作したドキュメンタリー『Coping Mechanism』と精力的に作品を発表し続けてきましたがそれらに続く新プロジェクトがこの『LIGHTBOX』。

第一弾はイギリスのスケート・マガジンgreyが企画したツアーの映像にイラストレーターのMike O’Sheaのアニメーションを重ねたちょっとトリッピーな作品に。Philのおハコの8ミリ映像との相性もばっちり。


第二弾はHEROINのスケーター、Craig “Questions” Scottの目を通してスケーターでいることって何なのか、良いスケーターの定義とはなんぞや?というテーマで展開されるが、なにせホスト役のQuestionsのキャラがブッ飛んでいるのでただのドキュメンタリーでは終わらない。自分が生まれる前のオールドスクールなスケートシーンにも超詳しい彼がマルメのスケートシーンを牽引してきたJohn Magnussonとちょうどマルメで開催されていた大会、VERT ATTACKに参加していたTony Hawkにインタビュー。

第三弾はマルメのスケーター、D-BoyことDaniel Hakanssonをフィーチャー。彼はPontus Alvの『In Search of the Miraculous』で印象的なパートを残したあと、コツゼンとマルメのスケート・シーンから姿を消しました。POLAR SKATE CO.が始動したときに当然Danielもメンバーに入るものだと思っていたのに彼はまったく話題に上らず不思議に思っていましたがマルメにいる人でさえ5年間、彼の姿を見なかったそうです。そして元々寡黙だというDanielは残念ながらこの作品でもあまり多くは語らないのですが「今回のPhilのプロジェクトは自分からやりたいと思ったし、自分の思い通りに滑ることができてよかった」「いま37歳でこれからスケートするにはきつくなるだろうけど絶対に辞めることはないと思う」と語り、熱いフルパートを見せてくれています。映像もひたすら美しい。

おそらくこの三編がこのプロジェクトのメイン作品だと思われますが、引き続きPhilのVimeoのアカウントをチェックして頂ければ続編やボーナス的なクリップに出会えるかも知れません。是非!
https://vimeo.com/philevans/videos

KATSUSHIGE ICHIHASHI
KATSUSHIGE ICHIHASHI
市橋勝茂
(スケートボーディング愛好家・翻訳家)
ドイツ・ハンブルグ生まれ、大阪育ち、東京在住。デッキに乗ってる時間よりもスケートボーディングを観たり、それについて調べたり、書いたり、翻訳したりする時間の方が長くなってしまった不思議な人。Luecke(リュケ)というブログもやっています。
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