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 昨今、女子が集まるとき、決まってガールズトークとやらになる。ちょっと…
──第7回 : フェチ

2012.04.13

 昨今、女子が集まるとき、決まってガールズトークとやらになる。ちょっと前までそんな表現はしなかったように思うが、いつの間にか定着した横文字だ。直訳すれば、ただの「女子たちの会話」といたって普通。

 そして、たいていのガールズトークにつきものなのは恋愛話。彼氏の自慢話に始まり、愚痴にいたるまで。それから「誰が誰を好きだ」とか「あの人がかっこいい」とか「どこかに素敵な人は居ないのか?」とか。そして極めつけは「自分は男運が無いのではないか」とか。

 では、スケーター女子が集まるとどうなるのか。日本は現在ガールスケーターがとても増えている。数年前では考えられないくらいの勢いだ。そんなスケーター女子が集まると、こんな話になる。「あのライダーが好きだ」とか「◯◯◯ブランドがいけてる」とか「◯◯◯パークへ遠征に行こう」とか「あの子が上手い」とか「あの技を練習してる」とか。男子には分からぬだろうが、「あのマスカラが汗で落ちにくい」とか「◯◯◯のスポブラ(スポーツブラ)はいい!」とか。日焼け対策についても話題になる。そしてもちろんお約束のガールズトークが入る。「◯◯◯を履いている男子はオシャレでかっこいい」「◯◯◯くんの滑っている時の顔が好き」、「あのスケーターのスタンスがいい」と、実際本当にそんな話になるのだ。ガールスケーターならではのガールズトークだ。

 で、私事だが、特に意識もせず、自然と自分の好みが定まっていたことに最近気づかされた。

 私の場合「肘や手のひらを擦りむいて、多少の血が出ててもひたすら滑っている、攻めている男子はかっこいい!」のと、「頬骨辺りに、擦りむいた傷がある男子はかっこいい!」のと、「腰骨辺りに傷跡が沢山ある男子はかっこいい!」という3つである。どういう訳か、傷や血に弱いらしい(グロくないの限定)。欲を言えば、爽やかな笑顔と汗がキラキラ見えたら、もう完璧だ! ときめいてしまう。そして「理性を失うな!」と自分に言い聞かせるのである。

 でも一体何故、それらに目を輝かすかは不明。仮に自分がそれらに該当しようものなら、かなり気にするだろう。顔の傷は日焼けしたらシミになりそうだし、肘や手のひらはもれなくKPP(傷パワーパッド)のお世話になるだろう。だって私は女の子だもの。そして私に限ったことかもしれないが、腰骨辺りに傷は出来ない。お肉がたんまり着いているから、骨が出ない仕組みになっている。

 まさに好みは人それぞれである。共感してくれとは言わない。共感されてしまったらライバルが増えるだけだ。他のガールスケーターに敵うわけがない。なんせ私はポチャコなお局なんだから。
-Chihirock

Chihirock & Satomix

日本のスケートシーン拡大のため立ち上がった現代のジャンヌ・ダルク。全国に点在するガールスケーターを繋げるハブ的存在ColorfulProjectを運営するなど、現在精力的に活動中。Vivaナデシコスケーターズ♥♥

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