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 スケートを通じて知り合った人たちと、いったい死ぬまでに何回逢え、遊び…
──第3回:気の合い方

2012.07.31

 スケートを通じて知り合った人たちと、いったい死ぬまでに何回逢え、遊び楽しく過ごせるんだろう!? 人生一度きり。できれば、いろんな人たちから多くのことを学びたい。

 出逢った人とは「この人楽しい」とか「燃える」とか「オレと真逆の性格」とか、いろんな感想がある。その中に最も重要な「気が合う」ってワードがオレにはある。

 「相性が合う」と「気が合う」は違うと思っている。“相性”は自分がなんかする時に、都合よく行動できる相手や事柄のことを「相性が合う」とすると、「気が合う」というのは、「心が合う」ってこと。“心”という感性が合うっていうことは、その人と思いもよらないことが起きると思ってる。化学反応のように持ってた力が大きく躍進する。だからチームやブランドなどが創られていくんだろう。ひとりでは何もできない。
 逆に、相性が合う人を選んでいるだけの人生では、自分中心の世界でことを運ばせるから、すごいことは起きない。そりゃそうだ。自分が描く理想を知ってるから、都合よく相性のいい相手に、やりやすいようにできる。“そこ”を求めているだけでは進化はもとより刺激もない。

気が合うヤツら。北九州小倉のGRABクルー。
遠く離れた九州、たまにしか会えなくても、会った瞬間からタイムラグも吹き飛ぶ。

 心とは「気が合う」ことを考えて有益を計算する技でも何でもなく、遥か昔から人間本来に備わった感覚であり美しい本能なんです。気が合う人は、時としてライバルにもなり、支えてくれる存在になり、癒される存在にもなってくれる。
 オレは林 秀晃と仲がいい。業界を知ってる方は、スタイルなど含めて「オレと林?」と思うかもしれないが、当人同士は仲良しだ。一緒にスノーボードに行ったりもする。彼といる時間は、気を使わない癒しの時間とオレは捉えています。気が合わなければ、ただでさえスケートスタイルが違うのに一緒に遊ぶわけがありません。彼と過ごすたまの時間は、オレにとって新たな世界や色を魅せてくれる刺激的ないい薬なんです。

林 秀晃はオレと雪山へ。息子は豊岡航生のとこに一泊釣り旅行。気が合うことに歳の差はないらしい(笑)。

 彼のほかにも地方に多くの気が合う仲間が居ます。ライダーやショップオーナーやショップスタッフ、彼らと何回死ぬまでに逢い、刺激と癒しと学びをもらえるかわかりませんが、その時その時間をとても大切にしたいです。彼らに会いにいくためには仕事しなければいけません。生きていかなければいけません。新しく気の合う仲間に出逢えることも、いままで気の合う出逢いを続けてきたからこそです。

 自分中心で相性求めて同性に行動しても、きっと途中でその道は終わってしまいます。オレは「気の合う仲間がいてこそのスケートボーダーウエダゴウ」と思っています。
 そんな気の合うヤツらと一生を通して遊びたいから仕事をがんばるんです。みなさんも気の合う仲間を大切にして進化と刺激ある人生 SK8ライフを歩んでいきましょう。

いつもの場所、いつもの仲間、たまに来る遠くからの仲間。
自己主張が強い人たちの集まりなのに息が合う。

 さて最後に捉え方は多々あれど、オレも含めて、たいていの男は異性に相性を求めるでしょう。なぜか? よく考えると自分をかっこよく見てもらいたいし、異性をコントロールしたい欲求の現れであるから、必然的に相性を求めてしまうんでしょう。オレを含め、みなさんも一度は女性に「お前とは相性が合うんだよ」って言ったことあると思います。

 でも、女性に対してはそれが一番いいんだろうなと思っています。女性を都合よく見るには、かっこつけなければいけないんです。「相性がいい」なんて、口走った日には、その女性を喜ばせなきゃいけないんです。せこい男と思われたくないですよね。食事はおごらないといけないですよね。じゃ~金稼がなきゃいけませんよね。相手にかっこつけることをしたいときは、それなりの頑張りをしないとかっこいいとは思われません。
さ~頑張って「相性」発言して、金稼ぎましょう!!!

 ドライブに行ったら、さりげなく「トイレ休憩でもする?」と言ってあげましょう。女性が言いにくいワードです。「お腹すかない?」と聞いてあげましょう。これも女性が言いにくいワードです。

 ほらほら異性をコントロールできるでしょ? 「相性がいい」。それはそれで異性とってはいい言葉なのかも知れません。

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