クロージングブランドのRVCAが年に4回発行するANPQuarterlyをご存知だろうか? 伝説のギャラリーであるAlleged Galleryの元キュレーターのアーロン・ローズ、BARRの名義でミュージシャンとして活動するブレンダン・ファウラー、そしてスケーターなら説明不要のプロスケーター/アーティストのエド・テンプルトンが編集を務める大型版のハイクオリティなアートマガジン。ちなみにタイトルのANPとはArtist Network Programの略。
アメリカではフリーペーパーとしてスケートショップやレコードショップなどで配布されているが、日本では入荷数が少なく、バックナンバーがオークションに出展されるほど貴重なマガジン。トレンドにとらわれることなく、独自の視点で時代に関係なく人や出来事を紹介している。
このVol.2 / Number 6で取り上げているのは、アナーコ・パンクのクラス、フィルムメイカーのギャスパー・ノエ、アーティストのキャサリン・バーンハートなど。アメリカの発行物ということで、もちろん全編英語だが、かなり掘り下げたインタビューは読み応えあり。このような逸物を世に送り出すRVCAにリスペクトです。
--MK
表紙はフィルムメイカーのギャスパー・ノエ。'10年に公開した映画『エンター・ザ・ボイド』はぶっ飛んでいましたね…。