
ヨーロッパで活動する6名のスケートフォトグラファーに焦点を当てたドキュメンタリーフィルム『Format Perspective』の日本語字幕版がついにリリースされた。面子はスウェーデンはマルメのニルス・スヴェンソン、北アイルランドはベルファストのスチュアート・ロビンソン、イギリスはロンドンのアレックス・アーヴィン、アイルランドはダブリンのリチャード・ギリガン、スペインはバルセロナのベルトランド・トリシェ、そしてドイツはハイルブロンのセルゲイ・ヴトゥッツ。
本作はインタビューとスケート映像を通して、僕らが知るよしもない上記ヨーロッパの国々のシーン、そして彼らのスケートフォトグラフィに対する哲学や作品の裏側に潜む物語を紹介している。またフォトグラファーによってテイストはさまざまだが、彼らの仕事とはスケートトリックを写すだけでなく、シーンそのものを切り取りプッシュすることでもあることを再確認できる。
『Format Perspective』は、日々、何気なく目にするスケートフォトグラフィの裏側を知ることができる秀作。撮る側のフォトグラファーも、撮られる側のスケーターも、そのどちらでもない人も、1度は観ていただきたい作品だ。
--MK