こんな素晴らしいスケーターに説明の言葉なんて不要だと思いますが、紹介せずにはいられません。必要以上にプッシュを入れる、世界最速のこの人の存在がずっと頭から離れません。Volcomが誇る、デニス・ブセニッツ。
少し古くなりますが、’04年にリリースされたVolcom『Chicagof』。初っ端からサンフランシスコの急勾配を最大限に活かしたラインがたまりません。普段はかなりのシャイガイでほとんど喋らないのですが、スケートに乗るとその姿は豹変します。
この人の魅力は、“スタイル”という使い古された言葉では表現しきれないところではないでしょうか。全身でスケートボードというものを体現しているというか。
そして何よりも、プッシュひとつひとつにスケートへのひたむきな姿勢が込められているように感じます。やはり見ていて気持ちのいいスケーターが1番。デニスは、スピードがスケートボードにとって欠かせない重要な要素だと再確認させられるスケーターです。スピードフリーク万歳!
--MK