スケートボードって一見とても分かりやすいようで、実はかなり分かりづらい。奥が深いとも言えるけど、要するにマニアック。スイッチだ、やれフェイキーだと言ったところで普通の人にはわからない。がしかし、その“普通”の人ではわからないところにスケートの美学があるのです、はい。
今回はそんなマニアックなトリックのひとつで、密かに使い手が少ない、ハンドレールのストレート・インの達人である3名をあげてみました。通常ハンドレールは横よりアプローチするのがデフォルトなのですが、世の中にはひねくれ者というか強者というか、わざわざ正面から突っ込む欲張りなスケーターがいます。通常よりも、高さも根性もスキルも不可欠です。たしか原点は、Girl時代のショーン・シェフィーだと記憶しております。いきなり正面からハンドレールに50-50で入った映像を目にしたときは、衝撃過ぎて自分の名前を一瞬忘れたほどです。そして、AVEとダリル・エンジェルが、シェフィーのスタイルを継承し、ネクストレベルへと昇華させていったのであります。フレッシュ。
--KE