VOL. 012
ヨーロッパを代表するデッキカンパニーClichéの作品。なんと96分もあります。そしてメニュー画面でどこから見るか迷っちゃうような作りにテンションあがっちゃいますね。というワケでTourから攻めてみます。とにかく映像が美しい。そしてやはりClichéのエース的存在のルーカス・プイグがダントツのいい動きを魅せてくれてます。そしてチームの燻し銀的存在のJB・ジレットの正確なトリックさばきの安定度には毎度ホレぼれしちゃいますね。チラリとアート・サーリが出てきてスポンサー関係なしにEUの繋がりを感じさせてくれますね。そしてオーナーのジェレミー・ダクリンもド渋に攻め込みます。オーナーがバリスケだと説得力ありすぎですね。まったくもって相変わらずなジョーイ・ブレジンスキのマニュアル複合系にはビックリさせられますね。そして若手代表のサミー・ウィンターもナイスなスケーティングを堪能させてくれます。合間に入る各ライダーのADなんかもセンスいい作りで圧巻ですね。Gypsea TourではゲストにStereoのベニー・フェアファックスを招き、極上の廃墟スポットからスタート。でもこの廃墟スポットめちゃくちゃ僻地にありますね。そんでもって驚きの洋式野外スタイルを編み出してます。南フランスなどあまりお目にかかれないスポットも見れてたまらんフッテージですね。相変わらずのコンクリパークでの水を得た魚状態のハヴィエル・メンディザバルがこれまた素敵です。Keystone Tourではゲストにルイ・バレッタを招きストラスブールやリヨンなどをまわります。とにかく96分と長い作品なのでゆっくりと腰を据えてみたいですね。全体的にツアーがメインでそのオフショットも満載なのでこんな過酷な旅のなかでこんなにも極上なフッテージを残すライダーに驚かされます。とにかくスケートボードをしにどこか遠くに行っちゃいたい衝動にかられますね。いやー、本当にスケートボードって素敵。