VOL. 028
2週連続で国産ローカルものの紹介となる今回は、横浜の中島 仁が制作、編集した作品。横浜を軸に活動する彼らしく関東近郊のライダーを多数クローズアップしています。パートは横須賀の老舗スケートショップのdOUBLE fAITHのオーナー、亀岡祐一から始まります。歳を感じさせないトリックセレクションとガッツリと攻め込まなくても魅せるパート構成は玄人感満載。しかし縁石でのBsハリケーンからのショービットアウトの時などのセッティングのピンクのウィールに紫の靴ってのは卑猥極まりないですね。そして彼の腐れ縁でもある佐藤克明のFs180フェイキー5-0のスローに震えました。他にも彼のショップのライダーたちがゲスト出演し、横須賀のシーンを垣間見させてくれます。そして横浜パートではFabricオーナーの小島氏から始まります。それにしてもKrookedのHOSOIモデルのフィッシュテールが似合いますね。その後には桜木町ボス森下 肇やFabricのライダーが目白押しです。特にフトシがいい動きをしてますね。2番手のパートを構えるのは千葉のスケートショップSOLのイケメン店長である米田 仁。とにかく軽い動きでうまいです。技数もバランスよく豊富で、この作品では特にBs 180からのオーバーKグラインドがたまりませんね。3番手はSundance Flowの毛呂井 駿。若いのに板の扱いがおっさんくさい玄人感満載の彼の綺麗なオーリーは見物ですね。トリックで魅せるパートではなく本当のローカリズム的な街流しなパート構成が素敵です。そして彼とは幼馴染みと噂の阿南 潤のパート。スポットシークとトリックチョイスなどのこだわりにスケートボードの奥深さを感じさせてくれます。そして横浜は港北区にあるこだわりのスケートショップ5nutsパートへと続きます。4番手にパートを構えるは新里考明。彼の名を知らない人の方が多いかと思いますが、この作品を機に知られていくと思われる今後横浜を代表する若手のひとりです。しっかし若手なのにトリックセンスが燻し銀すぎますね。今後が楽しみです。そしてそしてこの作品のトリを飾るのは過去に『Don’t Walk』やBP Trading作品などに驚愕のパートを残し続けてきたStereoの中村久史。今作品でも彼のテイスト十分な仕上がりで素敵です。この作品は25分の割りにこだわり満載で満足感のある1本ですね。いやーそれにしても国産作品も層が厚くなって熱くなってきていいですね。