VOL. 043 毎度リリース前から話題の的な作品シリ…
──“The Cinematographer Project” Transworld SKATEboarding
VOL. 043
毎度リリース前から話題の的な作品シリーズTransworld SKATEboardingからの最新作。今回は『The Cinematographer Project』と題し、世界屈指のフィルマー13人に焦点をあてそれぞれの感性のもとにパート作成されているものです。思い起こせば1997年にTransworld SKATEboardingからの4作目としてリリースされた作品『Cinematographer』の現代版ですね。いやいや『Cinematographer』は今でもその手の人に語り継がれている名作なので、15年経った今にまたその企画をやるのもわかります。まさに温故知新。そんな具合で毎度冒頭が長いですが、そろそろ本編に触れて行きます。ですが、超大作なもので自分が気になったパートだけ触れていきます。まず最初のトルステン・フランクのパートですがナイス過ぎます。チューイー・キャノンがかっこよすぎます。ぶっちゃけ大した技はやりませんが、スピード感やストリートを流すリズムがたまりません。完璧にフィルマーとライダーの相性がいいってのが見て取れますね。そして好きものに話題のフィルマー、マイク・マンズーリは陽が暮れて明け方になるまでの時間軸のもとに、寝静まった都市とスケートボーダーとの静と動を上手く表現しているパートとなっています。ダン・ウルフのパートはまさかのウータン・クランの選曲でアガっちゃいました! そしてデニス・ブセニッツの力強くオールマイティな滑りの魅力を最大限に魅せてくれます。そしてトリにもなっているAlien Workshopのパートは素敵ですね。でもフィルマー名義のパートでないのが気になりますが…。でも随所というか、すべてにあのマイク・ヒル節が感じれていい風合いです。とにかくここに書ききれないほどの内容満載なので、ぜひ一家に1本系で!
words by Yuh Yanagimachi
『The Cinematographer Project』
Transworld SKATEboarding
価格:¥3,570
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