ついこないだも試写会のことをここで書きましたが、今日も僕は試写会に行ってきます。基本的に試写会は好きです。BBQと試写会は、月イチであって欲しいイベントという位置づけです。スケートの映像はやはり自宅でじっくり観るのがベストですが、試写会場というひとつの空間にスケーター達が滑る為ではなくそこに集い、作品に出演しているスケーターたちの奮闘や、それが完成するに至るまでの製作者の苦悩や葛藤、伝えたかったであろうビジョンと世界観を、みんなで共感し称えあう空気感は独特の多幸感を与えてくれます。
今夜は女の子スケーターたちが製作し、女の子スケーターたちが数多く出演するビデオ『Joy and Sorrow 』の試写会に行きます。女の子のスケーターは昔からいることはいましたが、彼女達が撮影を重ね、作品に多くのガールスケーターズが出演するということは、少し前には無いアイデアでした。もちろんその絶対数が少ないということもあったのでしょうが、その人数云々よりもスケートという行為から発せられる表現の世界に女性が興味を持ち始めたということがとても興味深いです。
今夜は女の子スケーターたちが製作し、女の子スケーターたちが数多く出演するビデオ『Joy and Sorrow 』の試写会に行きます。女の子のスケーターは昔からいることはいましたが、彼女達が撮影を重ね、作品に多くのガールスケーターズが出演するということは、少し前には無いアイデアでした。もちろんその絶対数が少ないということもあったのでしょうが、その人数云々よりもスケートという行為から発せられる表現の世界に女性が興味を持ち始めたということがとても興味深いです。
そこで今回はスケート王国アメリカを代表するパワフルな女性スケーター達をご紹介。カラベス・バーンサイドは僕がスケートを始めた頃から活躍していたレジェンドウーマン。確か当時はSanta Cruzに所属していて、そのビデオパートでバーティカルランプを果敢に攻め立てておりました。同時に彼女はスノーボードのキャリアも持ち合わせているようで、1998年の長野オリンピックにUSAのナショナルチームの一員として来日し、堂々4位という成績を収めています。いわゆる超プロです。エリッサ・スティーマーはいわずと知れた女性ストリートスケートボーダーのパイオニア。当時Toy Machineの彼女のフッテージを見た野郎どもは漏れなく完全にやられました。またサンフランシスコのウォーレンバーグ高校の有名なステアで行われたコンテストでは、危険も顧みず誰よりも先にステアにトライして会場のボルテージを一気に頂点にまで押し上げています。
そしてそんなエリッサを追うように、バネッサ・トーレスやマリサ・ダルサントが性別を超え、スケートシーン全体を底上げする原動力に一役買っている訳です。
正直、僕たちスケーターが性差の垣根を乗り越えて相互理解を実現できるようになるにはまだまだ時間が必要です。これは彼女たちも然りです。なぜなら僕らはまだ未熟者。しかし未熟者であるということは、トライできるチャンスがまだ存分に与えられているということでもある訳です。
とにかく、そんな状況に一石を投じた彼女達の努力と苦労に今夜は乾杯だな。
--TH (Fat Bros)