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リビングレジェンドにして唯一無二の存在
──THE TEMPSTER

2016.12.02

 人生を成功に導くための最も大切な要素とは、どうやら強い意志を持ち続けることのできる能力なんだそうで、「世の中に実に約3%存在する」といわれる成功者というのは、もれなくこの強い意志というものを武器に人生を切り開いているのだそうです。
 で、この人生の成功というやつを無理やりスケーターの人生に定義すると、それはまずスケートを続けることができること、次にスケートの未来の発展に関わることができる生業(やはり理想は自身の美意識を落とし込んだボードカンパニーの運営)に就くこと、そしてスケーターであり続けるためには欠かすことのできない創造的な思考回路を養う活動、いわゆるアートと呼ばれるものを積極的に探求し、自らもそれを生み出す努力を惜しまないこと、こんな感じなのではないでしょうか。
 そしてこのようなスケーターとしての成功をその強い意志で、ほぼ完璧にその手中に収めている偉大なスケーターがひとり、すぐに僕の頭には思い浮かびます。その成功者の名前はエド・テンプルトン。ここ日本では「エドテン」の愛称で長年、多くのスケーターからのリスペクトを受け続けるリビングレジェンドにして唯一無二の存在。
 生き様がそのままスタイルに昇華されたスケーター、例えばゴンズやナタス、ジェイソン・ジェシーやジュリアン・ストレンジャーなどなど、いわゆるトレンドなどどこ吹く風の最重要人物たちと肩を並べる彼のスケートスタイルはシンプルかつダイナミック。たとえばFsノーズブラントスライドやフィーブルグラインド、インポッシブルなんかを十分すぎるスピードに乗せて、それがコンテストだろうがデモだろうがビデオ撮影だろうがお構いなしに、少し丈足らずのパンツで全力かつ忠実に自身の欲求のまま形にするスタイルはまさに圧巻の一言。そして自身が運営、所属するボードカンパニーであるToy Machineの世界観にもそのスタイルは完璧に反映されております。みなさんご存知のひとつ目のエイリアンやタートルボーイ、全裸の女性像なんかのボードグラフィックの原画はすべて彼が生み出した作品であり、その営みがブランド設立当初からのことなので当たり前のことみたいになってますが、ほぼ自身が手がけた作品だけで20数年の長きに渡り自社ボードのグラフィックをまかなっているカンパニーなんてのは、おそらくToy Machineのほかには存在しないのではないでしょうか。これって前代未聞だし、すごいことだと思うんです。そして2000年にはそのキャリアを終えてしまう恐れがあるほどの大怪我に見舞われるも見事復帰を果たし、今現在もスケートはもちろん、その源泉であるさまざまな芸術活動に貪欲に取り組んでおられるようです。
 そんなエドテン率いるToy MachineとストリートブランドのKineticsがコラボしたアートワークが同ブランドのショップ、Kinetics SBにてポップアップストアを展開中です。キモ可愛いエドテンワールドの住人たちと触れ合うことができるまたとない機会ですので、エドテンを知る人はもちろん、まだよく知らないという方もこの機会にどうぞ。

─Takayuki Hagiwara(FatBros

 

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