ジェイミー・レイエスが2025年度のSkateboarding Hall of Fame(SHOF)の1990年代女性部門で殿堂入り。この人は女性ストリートスケーターのパイオニア的存在。ハンドレールやスイッチスタンスをいち早く取り入れ、テクニカルかつパワフルな滑りでシーンに衝撃を与えました。
ハワイをルーツに持ち、現在はNYCを拠点に活動。1996年にリリースされたRealの名作『Non Fiction』では、トミー・ゲレロ、キース・ハフナゲルやマーク・ゴンザレスらと肩を並べ、チーム唯一の女性スケーターとして堂々のパートを披露。シューズブランドのGallazからはシグネチャーモデルもリリース。
この人のキャリアの中でも象徴的なのが、1994年4月号のThrasherの表紙を飾ったこと。ハワイのアーラパークで撮影されたテクニカルな1枚は自身にとって初めてスケート誌に掲載された写真であり、女性の表紙としては1989年のキャラベス・バーンサイドに次ぐ史上ふたり目の快挙。そして女性ストリートスケーターとしては史上初となる歴史的なカバーでもあります。
RookieやZoo YorkといったNYCのブランドに所属した時期を経て、現在は古巣であるRealの一員としてスケートライフを謳歌中。スケート史を振り返る度に、いろんなスケーターの努力やチャレンジがあり今があることを実感します。女性ストリートスケーターの原点ともいえるジェイミー・レイエスの功績を振り返るリミックスクリップと、SHOFインダクションビデオをぜひチェックしてみてください。
—MK

@_jaime_reyes / @skateboardinghalloffame










