LIZARD KING

 海外では酒やドラッグに溺れてスケートに支障をきたし、後に完璧にクリーン(※酒もドラッグもやらないということ)になるプロスケーターが多いのではないのでしょうか。クリスチャン・ホソイ、アンドリュー・レイノルズ、ジム・グレコ、ジーノ・イアヌッチ、ガイ・マリアーノ…。アメリカにおけるプロスケーターという職業は、あまりにも自由でそのライフスタイルまでもが売りになるため、自己管理が不可欠となるように思います。
 先日、Supraのアジアツアーで来日したリザード・キングもそのひとり。半年前から断酒をしているとのこと。少なくとも来年リリースされるDeathwishのビデオパートの撮影を終えるまでは酒を飲まないと断言。そしてせっかく日本に来たということでスケートの撮影には必ず参加するという積極性も見せていました。
 VHSMAGスタッフのJJもブログで紹介していますが、「Go hard, go fast and when something’s in your way…Turn!」とはリザードが取材中に発した名言。要は“激しく、速く突き進み、ジャマなモノが現れたら…曲がれ!”ということ。なんともシンプルで、滑稽で…最高の名言だと思いました。こんなリザードのスケート観、そして人生観が詰まったスケーティングをDeathwishのビデオで観られることを楽しみにしたいです。ちなみにラストパートを狙っているとのことなので、要チェックです。

–MK

 

RECOMMEND -スタッフおすすめ-

  • SLS制覇を記念して振り返る、女王君臨までの足跡

  • SLS 3連覇。最終戦は逃すも歴史的快挙に変わりなし

  • 世界で初めて披露したあのフリップトリックの舞台裏

  • 有名ロックスターも逮捕された伝説のスケートメッカ

  • 2000年代初頭発表、ドメススケートビデオの隠れ名作

  • 多国籍ビートをバックに繰り広げるストリートスケート