OPSB『Wheels On Denpa』

 FESNを始めとする数々のスケート映像作品やVHSMAGの映像コンテンツへの楽曲提供など、スケートシーンと密接に活動する3ピースバンド、OPSB。スケートボードをバックボーンに持つ吉田良晴(フルート、ピアニカ)、PONCHI(ギター、MPC)、RYUNOSHIN(ベース)の3人からなるこのバンドの3rdアルバム『Wheels On Denpa』が5月1日にリリースされた。
 いまやスケート関連のイベントに引っ張りだこの彼らが、最新作で打ち出してきたのがダンスフロアを意識したリズミカルな楽曲の数々。テクノやハウス、レゲエなどを意識したジャンルレスなビートに、吉田良晴の叙情的なフルートやピアニカが彩りを与え、PONCHIの変幻自在のギタープレイが曲に華を添える。そして彼らの演奏をRYUNOSHINのベースがしっかりとバックアップする。
 ライブでお馴染みのM. 2 “Change Your Routine”やバンド初のフィーチャリング・アーティストとなるラッパーのHidenkaが参加したM. 9 “Brand New Day”の他にも、森田貴宏とDJ SABOを迎え、ラジオ形式で展開されるスキットや社会問題を提起したM. 3 “Flight To Japonica”など、さまざまなアイデアと新しい試みが詰まった内容が魅力的な全14曲。みなさんもぜひ聴いてみてください。

 なお、聞くところによると吉田良晴とPONCHIの両氏はスケートもかなりのもの。なかでも吉田良晴氏は現役時、NikeとBlueprintがスポンサーについていたとのこと。恐るべし、OPSB!

–TM


TWSJの付録DVD作品『未来世紀台北』への楽曲提供も有名。エンディングソング以外はすべて吉田吉晴+OPSBによるもの。池田幸太(Cliché、Volcom、NIXON)、戸枝義明(WE、Lakai、NIXON)、村岡洋樹(GRAVIS、Hi-Fi Wheels、color communications)、廣木一浩(DC)、松尾裕幸(Volcom)がOPSBの楽曲にのって台北ストリートを疾走する。

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