101

 スケートジャンキーのみなさん、最新号のSLIDERマガジンはチェックしていただけたでしょうか? 今号の第一特集は “幻の’90sブランド”です。ヤングヘッズのみなさんからは「’90年代なんて関係ねぇ~よ」なんて声が聞こえてきそうですが、今のスケートがあるのも先人の活躍があってこそなので、ぜひともこの機会にストリートスケート全盛期の’90sのヴァイブスに少しでも触れてください。“幻”と謳ったものの、もちろん物理的な理由ですべての幻をフォローすることはできるワケもないので、フィーチャーしたブランドは独断と偏見で厳選させてもらいました。「なんであのブランドが入ってないのよ!」なんて’90sフェチのスケーターから突っ込みされそうですが、物理的な理由や大人の事情で断念せざるを得なかったので、そのあたりはご理解願います…。
 その上での話ですが、幻ってほど活動期間は短くなかったですが、僕のFavoriteブランドであった“101(ワン・オー・ワン)”を興味のある方はチェックしてください(Sbマガジン2008年の号で同様の記事を書いたことがあるのでそちらもどうぞ)。ディル、ジーノをはじめライダー全員がイケてるという奇跡のチーム構成なのですが、そんな中でも個人的にはアダム・マクナットに注目していました。それもそのはず、彼こそ僕が渡米して初めて生で遭遇したプロスケーターだったからです。遡ること1991年LA郊外にて、アダム・マクナットが6段のハンドレールでインポシからリップスライドを目の前でやり始めた時、人生初のカルチャーショックを受けました(失禁あり)。そりゃあそんなものをいきなり目の当たりにしたらロジック抜きで脳内を支配されてしまいます。そんなアダムさん、わりと近いエリアにいたらしいのですが、結局その後は一度も遭遇することナッシング。それこそアダムさん自体が幻だったのでは、なんて思いながらもこの辺りでサヨウナラ。

–KE


いきなりACURAのNSXで登場はイカしてる。一節によるとスティーブ・ロコ所有の車だったとか。


Deee-Liteの“Groove is in the Heart”ってのが最高。元ネタの映画『Falling Down』も傑作。


曲名に反してSFの映像がないのが最大の謎。4:18~4:40のスクールヤードは僕とAVEの母校 。

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