夏の終わりに行われた、Vans Japanのスケートツアー“Vans Japan Skate Trip 2013”はみなさんチェックしていただけましたか？　このツアー映像は、限られた時間、そして不慣れな土地で結果（フッテージ）を残さなければならないという4人のVans Japanライダーの緊張感溢れるライディングと、スケートツアーならではの楽しさやハプニングなどが現れた快作になっているのではないでしょうか。
　そもそも、今回フィーチャーされた4人のVans Japanライダー（松尾裕幸、重藤悠樹、片方 遥、三本木 心）は、生まれも違えば年齢もスタイルもみんなバラバラ（今回のツアーが初対面というケースも）。そんな4人が、Vansという旗のもとに集い一週間近くも行動を共にするのだから、そこにさまざまな化学反応が起きるに決まってます。悪天候に悩まされながらも、ツアーに参加したライダー4名はこんなに素晴らしい映像を残してくれたのだから。
　事実、日本ではスケートカンパニーがこのようなスケートツアーを行い、しっかりした映像作品として残しているところはまだまだ少ないと言えます。ライダー同士が限られた条件の中で密に過ごし、苦楽を共にしてチームとしてのシンクロ率を高め同じ目標に向かって切磋琢磨する…。それこそまさにツアーの醍醐味であり、大きな目的のひとつなのではないでしょうか。そしてそんなツアーや企画がもっとあればいいのに…と今回の企画を通して感じました。

　最後に、今回の企画のキャッチコピーを紹介して、文章を締めくくらせていただきます。
　「言うなれば旅は魔法だよ。1×4が4×1になって帰ってくるんだから」

–TM