向かうまでの話なんでオチはありません。
96年7月7日の天気予報は雨。
俺とMCカメマン(ダースレイダー命名)の5厘刈りが、てるてる坊主替わり。
当日、雨はまだ降っていなかったが天気予報は覆らず今にも降りそう。
折りたたみ傘なんて持っていくはずもなく 革ジャンの高い襟で十分さっ と、いきたいところだが7月。
肩からCLIBで買ったタオルをぶら下げ、CAPを斜めにかぶり友人のMCカメマンと一緒にさんぴんCAMPに向かう。
カメマンは剃りたての頭にイスラム帽でしかめっ面、樹の枝をかじっていた。
開場前、日比谷公園内はB-BOYで溢れかえっていて異様な雰囲気。
正直ビビっていた俺とカメマンは缶チューハイを注入してテンションをキープ。
早く始まんないかな、早く始まると良いね。
なんて会話を何回もしながら、事前に発売されていたさんぴんCAMPのアルバムを視聴。
いよいよ開場のとき!
控えめなカメマンも上がってる!
–次回に続く
–TO


























