最近、数年ぶりに10~18歳まで育った地元で一夜を過ごしました。
地元は福島県いわき市小名浜という港町で、その昔ヤンキーの巣窟とされた場所でした。
中学生がくわえタバコでスロットゲーム、血だらけのパンチングマシーン、
小学生から「戦争」etc…
詳しくは以前、インタースタイルで書かせていただいたコラムをどうぞ。
『スケートボードに出会うまで』 “ヤンキー or 雑魚” MIKI HOUSEデビュー編
『出会い』 部室への呼び出し~AIRWALK 540° デビュー編
話がそれましたが、地元で数年ぶりの嬉しい出会いがありました。
彼の名はヒロト。
20年以上前、地元の公園でスケートをしている時にたまたま散歩で通った5才児。
おじいちゃんと手をつなぎ、真剣な目でこっちを見ていたのをはっきりと覚えている。
数日後、おもちゃのスケボーを持って公園に現れた。しかもいきなり一生懸命オーリーをしようとしている。
教えてあげようとしても、余計なことするな! とは言ってないけど、基本的に会話はしてくれない。
ある日突然、Tシャツを脱ぎ上半身裸で滑り始めた。へそが隠れるくらい上げたトランクスをアピールするように。
おじいちゃんが「お兄さんたちと同じようなパンツが欲しい」って言っていたヒロトに買ってあげたみたい。
この後何回か滑りに来たが、あまり深い付き合いをすることなく自然と会わなくなった。
スケートもやめちゃったのかな~、子供だしな~と思っていたらどうやらいまだにやってるらしい。
数年前に一度会って、スケーターで居続けていることは知っていたが、ゆっくり話したのは今回が初。
「初めてスケートを見た時に、みんな上半身裸で、腰パンで、裾ぶった切って、ヘッドフォンキメてて、やばかったっす」。
5才児の目線凄すぎ。
「あ、あとウィールがめっちゃ小さくてカッコ良かったっす。薄っすいんすよ。トイザらスだと薄いのがなくって買えなかったっす」。
胸板が僕の倍くらいになったヒロトが嬉しそうに話していました。
1993~4年くらいの思い出話でした。
現在、彼のIPPON! を打診中です。
実現すれば僕的にも嬉しいです。
–TO




























