“通りゃんせ” The Root Projects

 

VOL. 035

通りゃんせ

 ドーモ、ドーモ。今週も火曜がやってきましたね。このコーナーを心待ちにしている全国18人のスキモノさんたちこんにちは。今週も適当にレコメンドさせてもらっちゃいますね、はい。というわけでして、今回は埼玉県川越市を中心としたローカル作品です。オレね、こういうローカル作品大好きなのよね。なんて言うかその地元の色とかノリが出るじゃんやっぱりさ。そういう空気感がギュッと詰まってそうでたまらんのよね。おっと今回も前置きがブラッド・へイズのフェイキーマニュアルみたいに長くなっちまったぜ。そろそろ本作品に触れていこうか。まずタイトルの“通りゃんせ”が達筆で唸らされますね。まるで肴が美味そうな居酒屋です。うむ、そしてThe Root Projectsのロゴが411を彷彿させます。こりゃスキモノの仕業に違いねぇ。最初のパートは内藤自洋。テール・スキッダーのワンフットやレール跨ぎのアンクル・ブレイカーに憧れます。しかし極上スポット多いですね。そして女の子スケーターのFsボンレス360に震えます。トリックではないですが、伊波繁太のホームtoホームには驚かされます。そして黄色いラウンドカーブのスラッピー気持ち良さそう~。いやいや~それにしても彼はいいチョロッツァントリックを所有してますね。そしてカオスパートの奥村竜一の4トリックに静かに震えました。そんなこんなではありますが、今作品はSecretcut編集長に言わせるところのギコイ的なトリックは数多く見られます。そこら辺りの要素が不足していた方にはかなりオススメ! 本当にスケートボードって素敵ですね。川越のストリートにひと滑り行きたくなっちゃうような作品です。

words by Yuh Yanagimachi

 
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『通りゃんせ』 The Root Projects
価格:¥1,575

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