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ハワイ発のヘアグルーミングブランド、GRANT'S GOLDEN BRANDのファウンダーであるグラント・フクダ。ブランドの立ち上げを振り返り、コンセプトやスローガンについて語ってもらった。
──GRANT FUKUDA / グラント・フクダ

2023.10.10

[ JAPANESE / ENGLISH ]

Photos courtesy of Grant Fukuda
Special thanks_Grant's Golden Brand

VHSMAG(以下V): まず自身のバックグランドを教えてください。

グラント・フクダ(以下G): 名前はグラント“GDog”フクダ。オアフ島で育ち、ハワイに深いリスペクトと絆を持っている。1970年代にサーフィンとスケートを始めた。1980年代後半にはプールスケートに夢中になった。オレのスケートに対するパッションはサーフスラッシュのスタイルだったから、カービングとグラインドが海とコンクリートを繋いでいる。昔からの仲間のジェイ・ボーイがきっかけでZ Boysに加入した。DogTown、Z Skates、Santa Monica Airlinesのようにガキの頃にリスペクトしていたブランドからスポンサーを受けることができたのは幸運だったと思う。あとはIndependentのチームライダーとしては35年以上のキャリアを持っていて、Vansとは数十年の付き合い。スケート歴は40年以上になるけど、今でも滑るのが100%好きだ。オレはいつもシンプルでピュアなアプローチでスケートに取り組んできた。スケートハード、スタイル重視、そして楽しむこと。

 

V: Grant's Golden Brandを始めたきっかけは?

G: 自分の髪をきちんとスタイリングできる製品がなかったから2008年に自分のラインを作ることを思いついた。オレの髪はアジア系特有の太いタイプでスタイリングするのが大変だったんだ。研究所でリサーチをしたり、製法や成分について調べて、15年前に思い切ってスタートした。妻とリビングルームでこのブランドを立ち上げ、日々努力しながら作り上げてきた。現在も多くのスケートカンパニーと同じく独立した家族経営。スケートで培った「Create It Yourself(自分で創る)」という精神を生かして実現させたんだ。Grant'sがスタートした当時、市場に出回っていたポマードブランドはほんの一握りで水性のものはごくわずかだった。オレたちは誰にも従わず、ただ市場が必要としていると感じたものを作り出した。その努力は水性ポマードの新しい波を市場にもたらすのに役立ったと思う。

V: ブランド名であるGrant's Golden Brandに込められた意味について教えてください。

G: 「Grant」という自分の名前を入れることで、この市場に個人的な足跡を残そうとしたんだ。そしてオレにとっての「Golden」とは過去のポジティブな記憶を呼び起こすことを意味する。つまり1970年代のハワイ、ルネッサンスの時代を象徴しているんだ。音楽、アート、サーフィン、スケート、ファッション、ローカルカルチャーなどが正当な評価を受け始めた時代だよ。さらに「Brand」という言葉を選んだのは、「Company」という言葉よりも深い意味があるから。まず「Company」からスタートして、それが「Brand」へと昇華していく。このブランドはオレのパッションによって数十年前にすでに存在していた。これがオレたちそのもの。お抱えのマーケティングも、ポーザーも、フィラーも皆無。

V: ではブランドのスローガンである「Stay Up, Stay Golden」に込められたメッセージや意味について教えてください。

G: 「Stay Up」はオレがいつも使っているフレーズで、仲間へのサポートと結束を示すもの。この世界では困難な時もある。これはオレの励ましの言葉。「Stay Golden」は映画『アウトサイダー』のポニーボーイのセリフをもじったもの。ピース、ラブ、ヘアグリース。

V: このスローガンがブランドの哲学やアプローチにどのように関連しているか教えてください。

G: このスローガンは、つねにポジティブでありのままの自分でいることを表現している。そして櫛でとかしたヘアスタイルで、最高に見えたり、最高に感じてほしいと思っている。オレは誰もが自分のスタイルを持っていると信じている。そしてそれを見つける手助けをするのがオレたちの役目。

V: Grant's Golden Brandがサポートするファミリーについて教えてください。

G: オレたちがサポートするファミリーは、まず全員が仲間。そのほとんどは何年も前からの仲間だから、ブランドの一員になってもらうのは簡単だった。才能豊かな連中にオレたちのプログラムへの参加をお願いしたのは、彼らの活動を信じているからだよ。

V: 野坂稔和がGrant's Golden Brandのパッケージデザインやコラボを行っています。日本でのGrant’sのローンチ時には1日限りのアートショーが行われました。彼との出会いや関係性について教えてください。

G: 野坂と初めて会ったのは2005年のことだった。スケートツアー中だったんだけど兄弟のように迎えてくれたんだ。当時は野坂が才能のあるタトゥーアーティストだとは知らなかった。 ツアーが進むにつれ、何度もセッションに参加してくれて仲良くなったんだ。昔のスケートの写真や、旧友のNisiが作ったOllieのような雑誌を見せてくれてね。野坂は謙虚だから、彼のタトゥーアーティストとしての素晴らしい才能を知ったのは他のスケーターたちからだった。何年も連絡を取り合い、スケートするためにハワイに来てくれることもある。パッケージデザインに関してはアメリカでオレが頼んだんだ。ブランドのルーツであるアジア、ハワイ、そしてサーフィンを彼のアートワークで表現したかったからね。


 

V: アート、音楽、スケートボード、車のレストア、DJ活動など、これまでの人生でのさまざまな活動や趣味はGrant's Golden Brandにどのように影響を与えていますか?

G: あらゆる面で100%影響を与えているよ。たとえばポマードを作ったときは、汗をかくスケーターや、ヘルメットをかぶってチョッパーに乗る男たちでも使えるようにしたかった。彼らの髪はオレたちのポマードで簡単にスタイリングできる。デザイン面ではフォントや色など細部にまで気を配り、コルトレーンの曲のように調和させている。

APPROPRIATE(私物化)するのではなく、APPRECIATE(感謝)するんだ

V: これまでの人生でハワイ、LA、NY、シアトルといった異なる場所で過ごした経験はブランドにどのような影響を与えていますか?

G: これらの素晴らしい都市に住んだり多くの旅をしたことで、他者を尊重しながら自分たちのカルチャーとパッションを反映したブランドを構築する方法について明確な視点を持つことができたと思う。オレたちは、自分たちが経験し、知り、愛したものにこだわっている。Appropriate(私物化)するのではなく、Appreciate(感謝)するんだ。

V: これまでブランドを運営してきてやりがいを感じる瞬間は?

G: 一番やりがいを感じるのは、ヘアスタイリングに自信を持てるようになったお客さんと話をするとき。髪のとかし方やスタイリングの仕方を知らない人が多いかもしれないけど、その場合はオレたちが指南できる。

V: スケーターはキャップを被ることが多いですが、彼らに一言お願いします。

G: キャップは脱げ。オレたちのポマードでスケートもルックスもレベルアップできるから(笑)。

V: Grant's Golden Brandの将来についてのビジョンや展望を教えてください。

G: オレたちのビジョンと展望は、将来にわたって高品質のヘア製品を作り続けること。そして現在は日本とアジアの市場でブランドを成長させることに取り組んでいる。

V: 最後にGrant's Golden Brandをサポートするユーザーへのメッセージを。

G: オレたちのブランドをサポートしてくれてるみんなにピース&アロハ。また日本を訪れる予定だから理髪店や店舗、イベントなどで多くの人に会えることを願っている。その際はぜひ足を運んでくれ!

Grant Fukuda
@grantsgoldenbrand

ハワイ・オアフ島出身。'80年代からDog Town Skates、Santa Monica Airlines、Z Skatesなどに所属しながらプールスケーターとして活動。現在はシアトルでGrant's Golden Brandを運営している。
https://grantsgoldenbrand.jp

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