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スピード・デーモン
──最速王

2025.09.19

 先週末は三重県松阪市へ。松阪といえば松阪牛…そしてあのマンモス級のスケートパークがあるところ。そこで行われたAJSAのプロ戦と同時開催、自分の勤め先であるMBM Parkbuildersが主催する「最速王」なるイベントを運営する中の人として半分遊び、半分仕事なフィーリングで向かったのです(どちらも全力だぜ)。自分としてはAJSAコンテストという場にいるのは何気に初めてのこと。しばらく観戦してたのですが、それはもう撃ち合い刺し合い殴り合いの仁義なき戦いという僕がイメージしていたものとは違い、いい意味でスケーターらしいユルさも随所に垣間見られるものでした。それでいて出場スケーターはえげつないトリックを連発するのだから、コンテストシーンというものをさほど通ってこなかった自分はもうお手上げ。
 さて「最速王」とは何ぞや…。読んで字の如く「誰が一番速いのか」を決めるスピード対決。パーク内のスネークエリアを1周し、そのタイムを競うっていう単純明快なヤツ。最年少は3歳から最年長は65歳までという、実に幅広い年代のスケーター90名近くが全力疾走。怪我人こそ出なかったものの、派手にスラムる者、危機一髪を上手くかわす者、見てる側もついハラハラしてしまうのもこの勝負の見どころかと。そんな勝負を制し、最速王の冠を手にしたのは佐々木音憧。しかし驚くことに、1位以外も事細かく賞が用意され現金をゲットした参加者多数、現金ゲットならずとなった人にも何かしらの商品が贈られるという粋な計らい。さらにはフリーでBBQも用意され、参加者はご満悦だったことでしょう。大量の肉と米、飲み物の準備や会場設営も親御さんたちの力添えがあってこそ。「パークを建設して儲けたお金を還元していきます!」と弊社会長の木村が締めのスピーチで語っておりました。今回で第3回目の開催となった最速王。今後もこのイベントを大きくしていくべく鼻息を荒くしておられます。大規模パークが各地に誕生しているので、次はあなたの最寄りのパークでの開催になるかもよ? お楽しみに。
 なお会場にいたスケーターから度々聞こえてきたのは『Beauty And The Beast』を見たいっていう声。GirlとAntiheroの巨頭デッキカンパニーによる合同スケートトリップの様子を、両方のブランドサイドによる撮影・編集で映し出したスケートツアーものの名ビデオっす。この中に、まさに最速王みたくスネークランでスピード対決しているシーンがあり、自分としても印象に深く残っているお気に入り。自分の知る限りではそれまでシーンが乖離していたはずの正統派カンパニーとヘッシュカンパニーがカッチリ手を組んだ衝撃作という意味においてもお気に入り。こんなスケートトリップに憧れたな〜〜。

—Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 



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