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ジム・フィリップスという「視覚言語」
──ART AND LIFE

2025.09.30

 スケーターであれば、名前を知らずともジム・フィリップスの作品に触れてきたはず。Santa Cruzのアートディレクターとしてスクリーミングハンドを生み出し、数々の名作を残してきたグラフィックアーティスト。その半生を追ったドキュメンタリー『アートそして人生 ジム・フィリップスの物語』が世界配信されました。
 監督を務めたのはRemind Insolesのファウンダーでもあるジョン・エドワード・メイケンズ。'80年代にスケート漬けの日々を送り、ジムのアートに魅了されてきたひとり。2011年に仲間とサンタクルーズへ向かい、ジムの自宅のドライブウェイに寝泊まりしながら3週間にわたり撮影を敢行。その後12年にわたる制作期間を経て、数百時間の映像を90分に凝縮。
 かくいう自分も2010年にスケート誌『SLIDER』の取材でジムの自宅を訪ねたことがあります。ガレージには宝物のようなデッキやステッカー、アート作品が所狭しと並び、アトリエでは貴重な原画を見せてもらいました。幼少期から彼のアートに親しんできた自分にとっては夢のような時間。
 '80年代を生きたスケーターにとって、ジムの作品は単なるグラフィックではありません。当時の記憶であり、感情であり、世代を超えて受け継がれる視覚言語そのもの。このドキュメンタリーは、その源泉を掘り下げると同時に、描くことに人生を捧げたひとりのアーティストの人間的な姿を丁寧に浮かび上がらせています。
 『アートそして人生 ジム・フィリップスの物語』は、Apple TVやPrime Video、Amazon、Google Play、Vimeo On Demandなどで字幕7言語対応で配信中。スクリーミングハンドの向こう側に広がる知られざる物語を、ぜひ覗いてみてください。

—MK

 


 

公式サイト:artandlifemovie.com
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