STORE
VHSMAG · VHSMIX vol.31 by YUNGJINNN

POPULAR

DICKIES SKATEBOARDING - GUY MARIANO COLLECTION

2024.03.27

VANS - INTRODUCING AVE 2.0

2024.03.22

AMAGASAKI SKATEBOARD KINDNESS

2024.03.25

トラック業界

2024.03.22

原田 “PENPEN" 元心 / PENPEN

2024.03.22

MOMIJI NISHIYA / 西矢 椛

2024.03.27

SUPREME - LATE NIGHT SPECIAL

2024.03.23

TYLER PACHECO / タイラー・パチェコ

2024.03.27
  • XLARGE

SKATE SHOP VIDEO AWARDS 2023
SKATE SHOP VIDEO AWARDS 2022
VANS SKATEBOARDING x SPITFIRE WHEELS

ワンカットの美学
──BUMP

2022.03.01

 今年のサンダンス映画祭で上映された短編『Bump』が面白い。この作品は街角でぶつかったふたりの男が「同じようにぶつからないと不公平だから、やり直してオレの方からぶつからせろ」とか「今から女とヤる予定があるからちょっと待て。30分で戻ってくる」といったコミカルなやり取りを繰り広げる3分の会話劇。しかも個人的にグッと来るのは、これがカットなしの長回しというところ。さらに監督が脚本を担当するだけでなく主演(小さい男のほう)までしています。
 本作はジム・カミングスの『Thunder Road』に影響されているとのこと。『Thunder Road』も2016年にサンダンスに出品された短編映画で、カミングスが監督・脚本・編集・音楽・主演を務めています。主人公の警官が母親の葬式で、彼女が好きだったというブルース・スプリングスティーンの曲を熱唱してドン引きされるという内容。そしてこちらの12分の作品もワンカットで撮影。
 両作に共通するのは、ワンカット撮影、監督がひとりで何役もこなす才能、そして日常のシーンを間抜けでチャーミング&オフビートな形で切り取るセンス。低予算でもミニマルな設定でも関係なし。センスと才能さえあればこんな素晴らしい作品が作れるのですね。ちなみに『Thunder Road』はその完成度の高さでグランプリを獲得し、長編映画化されています。『Bump』も続いてほしい。
 ということで『Bump』と『Thunder Road』をどうぞ。じわじわとズームインしていく感じが最高。

--MK

 

  • JOYNT
  • Jacuzzi Skateboarding Equipment Unlimited