“ABD”とは「アホ・バカ・ダメ(ダサイ)」の略というのは嘘で、「Already Been Done」の頭文字から。早い話が同じスポットで同じトリックをやるのは不毛というスケート界の不文律 aka 掟のこと。昨今の多様性なる都合のいいワードによりやったもん勝ちなる風潮が蔓延しておりますが、スケートコミュニティ内ではしっかり受け継がれている暗黙の了解Death。とはいえ、さまざまなケースや文脈から致し方ない場合もあるYo!
ということで今回はABD的な話になるのですが、ビデオパートに使用される楽曲被りも気になるところ。敬意を示して十数年後にあえて使用するというのはあるけど、リサーチ不足で「被ってる!」は避けたい。選曲はパートの華を彩る大事なファクターだけに、「●●●のパートと被ってる」と一蹴されると本末転倒なので(本人たちがそれでハッピーならOK)エクストラ気をつけたいところ。
とした上で、すでに被ってる事実は変えられないので、この際、視点をセックスチェンジして、曲被りパートを比較検討しながら、スケーターやアーティストを深堀りするきっかけを作ろうってポジティブな話。ついでに言うとABDの対義語となるのがNBD(Never Been Done)。でもってさらに上に行くのがNTR。
─KE








