VANS - SKATE CLASSICS ANDREW REYNOLDS COLLECTION

パートの謎解き
──BLUE DOG

2021.11.08

 先月、adidas Skateboardingからマーク・スチュウのオンラインパートが公開されました。この人のパートがドロップされる度、その完成度に唖然としてしまいます。そして今回も例外ではありませんでした。
 SFの往年のスポットであるPier 7や3rd & Armyで幕が開けたのも中年スケーターにとっては粋なサプライズでしたが、やはりスチュウの滑りは自由自在で予測不能。トリックの難易度や神レベルの完成度はもちろんのこと、クイックフィート、ユニークなスポットの使い方、さらにはでかいスポットも対応可。
 そして毎回思うのが収録されたトリック数の多さ。とりあえずボード捌きがクイックなのでラインにもトリックがギュンギュンに詰まっています。ライフスタイルや景色の映像も最低限、仲間とのハイファイブなんて皆無。足し算ではなく引き算。ネクストレベルのスケーティングの連続。
 本パートを手掛けたのは前回の“Verso”と同じジャスティン・アルバート。ちなみに“Verso”ではA→B→B→Aというコンセプトを採用。Versoとは左側のページと言う意味。つまり、このパートは本の見開きページように、トリックの配置が前述のA→B→B→Aという形でシンメトリーになっているということ。ラストトリックがシンプルな50-50だったのはそういうコンセプトがあったから。
 ということは、今回の“Blue Dog”にも秘められたコンセプトがあるのではないか? と勘ぐってしまいます。タイトルの意味も不明なだけに…。YouTubeのコメント欄にも「尺が4:20(実際は4:19)だったからスチュウはウィード好きという証拠」とか…「たしかに“ブラント”の数が多かった」などなど…ギャグを混ぜながらさまざまな憶測が飛び交っています。
 ということでスチュウの“Blue Dog”。スケートそのものだけでなく、パートの構成の裏に潜んでいるかもしれないコンセプトの謎解きを楽しんで観るのもいいかもしれません。

--MK

 


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