「I f※※king treflipped El Toro」。2025年スケートコミュニティの最大のサプライズと話題をさらったのは、クリス・ジョスリンのエルトロ制覇で異論はないでしょう。
カリフォルニア州はレイクフォレストにあるエルトロ高校内にある20段ステア。四半世紀で両手におさまる数のトリックしかメイクされていないというスケート界のチョモランマ。クリス・ジョスリンの快挙で過去の猛者たちの映像も含めエルトロの話題でもちきりの中、誰も触れないのであえて自分から。
エルトロ物語のスタートは、おそらくBirdhouseの『The End』（’98年）。ヒース・カーチャートの今はなきハンドレールでのFsリップのはずなんだけど、自分の中ではジェレミー・クラインのほうが印象的。バンで20段を下るあの笑撃映像です。ジェレミー・クラインはHook-Upsを手掛ける親日家でおそらく世界で初めてハンドレールでバクスミをやった人でかなりブッ飛んでます。興味が湧いてきたって人は、JKさんを深堀りしてみてください。
最後にEl Toroの意味を調べてみたところ、スペイン語で「雄牛」。雄牛の意味をさらに調べると、なるほどの連続。クリス・ジョスリンにしかり他の猛者たち、もっというと20段のビーストステアそのものに相応しいネーミングでした。これが「雌牛」とか「牝牛」だと、だいぶ意味合い違ってくるネ。
—KE
