大きな話題となったスケート映画『ロード・オブ・ドッグタウン』の日本公開から20年。この節目を記念してFilmarksが手掛けるアパレルブランド「Filmarks Culture Wear」による限定Teeの受注販売が開始されました。'70年代半ばのヴェニスビーチ、通称ドッグタウンの薄汚い路地裏から世界を変えた若きスケーターたちのストーリーは今なお色褪せることはありません。
今回のTeeに刻まれた「They come from nothing to change everything」(何もない場所から現れすべてを変えた)という言葉こそ、Z-Boysという伝説の本質を射抜いたもの。富も名声も整った環境すら持たなかった彼らが手にしたのは、スケートボードとアスファルトを波に見立てる唯一無二のスタイルだけ。劇中で病に倒れたシドの自宅のバックヤードプールのシーンで発せられる「This'll be the first pool session where we don't have to worry about getting busted.」(捕まる心配をせずに済む、初めてのプールセッションだ)というセリフも、抑圧された日常から解放された自由を象徴しています。
ジェイ・アダムスのピュアな反骨精神、ステイシー・ペラルタが選んだプロフェッショナリズム、そしてトニー・アルヴァが放つ圧倒的なカリスマ性。そのすべてが交錯し、衝突しながらもひとつの時代を築き上げた軌跡がこの映画に刻まれています。故ヒース・レジャーが全力で演じきったチームのボスのスキップ・イングロムや、実在のメンバーたちがカメオ出演して自身の若き日を見守るという贅沢なはからいも、本作が単なる青春映画ではなくリアリティの記録であることを物語っています。ちなみにショウゴ・クボ役はNuge。さらにはトニー・ホークやランス・マウンテンもカメオ出演しているので探してみるのも楽しい。
今もなお現役のアイコンとして君臨するアルヴァ本人もこの映画に対して非常に好意的な印象を持っていました。別件の取材で実際に彼と話し、その口から本作を肯定する「忠実に描かれていた」という言葉を聞けたことはファンとしてもこの上ない喜び。その裏には、仲間たちとの荒れ狂った日々が美化されすぎることなく、敬意を持って描かれていたことへの感謝があったのかもしれません。実話を基にした作品に対して当事者が違和感を抱くことは少なくありませんが、アルヴァがこの映画を気に入っているという事実は、本作が当時の怒り、友情や痛みを正確に映し出していた証拠でしょう。
受注販売中のTeeはヴェニスビーチのアスファルトと乾いたプールの匂いを閉じ込めたタイムカプセルのようなもの。セキュリティをかわしながら攻める自由の感覚、そして今日のスケートコミュニティにも受け継がれるDIY精神の源泉。どれだけ月日が流れても、Z-Boysが証明した「スタイルこそがすべて」というメンタリティが錆びつくことはありません。
ということで、現在無料公開中の本編と併せて、二度と手に入らないメモリアルな1着をチェック。そしてドッグタウンとZ-Boysのスピリットを再訪すべし。
—MK




『ロード・オブ・ドッグタウン』× FCW バックプリントT ¥8,800




『ロード・オブ・ドッグタウン』× FCW ロゴT ¥7,700
受注締切:3月10日(火)23:59まで
公式ストア: store.filmarks.com/collections/lordsofdogtown-2025















