City StarsやAlien Workshopのライダーとして名を馳せ、SOVRNの共同設立者としても知られるマイキー・テイラー。プロスケーターとしてのキャリアを退き、スケートシーンでその名前を聞く機会は減っていましたが、現在はフィールドを大きく変えて新たな道を切り拓いているようです。というのも、つい数日前に自身のホームタウンであるカリフォルニア州サウザンドオークスの市長に就任したのです。
プロスケーターにとって、現役引退後のセカンドキャリアは大きな課題のひとつですが、マイキーはスケートの価値観を人生の中心に持ち続けた模様。スケートで培った自由な発想、チャレンジ精神やコミュニティを大切にする姿勢が、社会と向き合う上でも重要な価値となったようです。
プロキャリア引退後、マイキーはまず不動産関連のビジネスを立ち上げました。さらにポッドキャストを通じて次世代の若者に対して経済的な知識や人生設計の重要性を伝える活動を展開。そして2022年にはサウザンドオークス市議会議員に当選し、そこでのリーダーシップが評価されてついに市長の座に。
これは単に「元プロスケーターが政治家になった」というニュースではなく、スケート独自の価値観や姿勢がまったく違うフィールドである政治の世界でも通用し、リーダーシップを発揮する可能性を具体的に示した事例であるような気がします。
なにはともあれ、スケーター初の市長。今後もスケーターがスケートコミュニティの枠を飛び出し、さまざまな分野でその力を発揮する未来が訪れることを期待せずにはいられません。
—MK









