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スケート可能物件、都心にはほぼ皆無
──スケーター隔離政策

2020.02.13

 令和2年はオリンピックイヤーということもあり、例年にも増して多くのイベントが予定されていることと思います。自分たちもその例外ではなく、次々と埋まっていくスケジュールを見ては震えている次第。
 さて、都内でスケートイベントを行うとなると、まず問題になるのがその開催場所。「都心部にあって駅からのアクセスも良く、ウェザーリスクのない屋内で滑走可能な物件」なんてまずありません。今回もとあるクローズドイベントを行うにあたり苦労したのが会場探し。「ウチが取り扱う全物件はスケートボードNG」というのがどこのスタジオでも基本スタンスで、たまにあるのが「床にコンパネを敷いてくれるのだったらOK」というもの(一体どんだけコンパネ敷けばいいんだっちゅーの)。結局、締め切りギリギリでようやくベストな場所を発見(どこかは秘密)。関わるすべての人に「進行おせーよ」と思われながらも粛々と準備を進めるのであります。
 ダイバーシティ(多様化)なんて言葉を聞くようになり「社会的少数者への差別をなくそう」という世の中の風潮のさなか、スケートボーダーはいまだに社会に受け入れられてないなぁと実感する今日このごろ。スケーターへの職質がやたら多いなんてのはその最たるもの。全国各地にスケートパークが林立する素晴らしい時代ですが、穿った見方をすると「パークがたくさんあるんだから、パーク以外では一切滑るんじゃねぇ」ってことも将来ありえるのでは…と勘ぐってます。
 それじゃ、スケートボードが社会に受け入れられるには何をすればいいのか? その答えは僕からみなさんへの「宿題」ということにして、今回は無責任にしれっとフェードアウトしよっと。

—TM



https://www.youtube.com/watch?v=AVQNSG_CSOw


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