PNG…ピンゴ! いや失敬(すみませんすみません)、ペルソナノングラータっ!!! 「ペルソナ・ノン・グラータ」…どっかで聞いたような言葉でありますが、最近の外交に関する話題で度々出てくる言葉であります。この際おさらいしてみると「好ましからざる人物」と訳されるらしい。各種ニュースを追っかけている方ならすでにご存じの通り、中国の大阪総領事によるXでの投稿が発端のトラブル。不適切な投稿をしたこの人物はPNGするべき、つまりはペルソナ・ノン・グラータとして国外退去処分にするべきだという論調まで浮上してきています。そしてこの処分とはウィーン条約で規定されているものであり、調べてみたところここ数年の間でも結構いろんな国で発動されているっぽい。それは侵略を犯した国の外交官だったり、不祥事やスパイ行為が原因だったりと内容もさまざま。日本では過去に4度、発動しているみたいンゴ。
こんなことが時に起きるのも、外交官という立場による者の行為だからこそ。過激な言動、不祥事、人へのディス、なんてものは一般社会にはごまんと存在します。不祥事、ディスなんてむしろスケーターの大好物シットじゃん(笑)。なんてのはさておき、スケーター界隈のPNG、好ましからざる人物ってどんなんだろうかと考えてみたのです。たとえば以前よりは減ったような気もするが、自分は滑れないのに子供にスパルタでスケートを押し付ける親御さん、怪しい勧誘をしてまわる者、度々話題になる問題なのに平気でゴミを放置して帰るスケーター。パツイチで国外退去処分、ならぬスポット出禁を言い渡されるものではございませんが、それらも積もり積もると…という認識は少なくとも心に持ち合わせておくべき。
先日、若いスケーターが嘆いておりました。聞くところによると、とあるプロなスケーターの言動があんまりだと。なんでもキャリアを振りかざせる相手やビギナーに対する強気の言動や威嚇っぽい行為。なお取り巻きが集まるとそれも助長されるっていうのだから悲しい。いや、プロなら、いやプロでなくともサポートを受け人の手本になるべきスケーターならなおさらそんな言動は慎むべき。いよいよ年をとり、身体が鈍くなり、もはや若いスケーターになんら見向きもされなくなる頃、それでもデケェ態度でふんぞり返ってたらそのうち自分が滑ってきたパークやスポットからPNGされるかもしれないよ、アニキ。とはいえ、双方の言い分もあるはずなので、お互いリスペクトを忘れないのがベスト。
かく言う自分はどーなのよって? そりゃ自分を客観視するという矛盾は出来ないんで人に聞いてみるほかありませんが、「人のふり見て我がふり直せ」を自分に言い聞かせておきたいところっす。お気に入りの土地やパーク、スポットで自分がPNG喰らうなんて、嫌ンゴォォ!!!
—Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)










